概要
主人公が、現在の環境(パーティ、組織、国、地位)から何らかの理由によって追放されるところから始まる物のこと。
追放される理由は様々で、
- 罪を犯したから
- 無能だから
- 大器晩成型で、成長途上の段階で評価を下されてしまった
- 本来の適性に本人すら気づいていなかった
- 能力が環境と噛み合っていないことで評価が低くなっていた
- 呪い/病気持ち
- 性格に問題がある
- 純粋に能力が低いだけというパターンも勿論ある
などとにかく何らかの理由で主人公がパーティや国を追放されたり、貴族や将軍などの地位を奪われる展開のある物語をまとめて呼んだものである。
「小説家になろう」をはじめとするWEB小説で一時期流行し現在も一定の人気を維持しているジャンルだが、古典小説や伝承、神話にも多く存在し(有名なものでは『モンテ・クリスト伯』や『みにくいアヒルの子』など)その中でも高い身分から落ちる物は貴種流離譚(スサノオやヘラクレスの神話など)とも呼ばれている。。追放された主人公がどうするかも様々で
- どこにも属さず個人で活動する
- 新たな場所に属す
- 追放に反発する
もう遅い系
追放系の中でも、古巣が主人公の追放を切っ掛けに後悔する羽目になるものを「もう遅い系」「ざまぁ系」と呼ぶこともある。具体的には
主人公が積極的に古巣に干渉する/しないに関わらず勝手に自業自得で落ちぶれていく物も多い。
これも覆水盆に返らずの語源になった太公望など古くからある話ではある。悪役令嬢ものにおける追放系
悪役令嬢ものは元々「破滅的な未来を避けるために奮闘する」という物語だったが、その派生として「破滅を受け入れて第二の人生を歩む」というパターンも生まれた。こちらも追放系と呼ばれるが、追放の理由として「シナリオの強制力」「政治的な事情」など主人公の能力とは無関係なものが選ばれ、後悔する余地が無い作品が多い。そのため話の展開は「現代日本から追放され異世界で第二の人生を歩む」異世界転生ものに近くなる傾向がある。
関連動画
関連静画
関連項目
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