逆差別とは、被差別者に対する是正策の結果、かつて優位とされていた側が逆に差別を受け被差別者側が優位になっている、と主張される現象のことである。
概要
差別されている(とされている側)を積極的な差別是正策、優位優遇するような政策をアファーマティブ・アクションと呼ぶ。これは一種の是正策なのだが、結果かえって差別のベクトルが逆になることが発生する、と度々主張される。例えば、多民族国家の場合少数民族の枠を大学や選挙で設ける場合があるが、そうなると本来受かっていたであろう多数派民族が落とされることがある。そのような傾向を問題視する者も居る。
よく主張されるのは、実際は差別が解消されているのにまだ差別されているとして、利権化しているというものである。例えば同和対策の結果の同和利権などが繁盛に主張される。
などである。
一方被差別者は、従来職業の選択が出来ず、「見世物小屋」や「食肉加工業」などに押し込められていた。そして、一般企業への就職が不可能だった歴史もある。社会進出が可能となった現在でも、ごく一部の一般企業が退避している現実もある。また社会進出不可能な者が増加すれば、それにかかる予算が逼迫する。その点から、「少数派を多数派と同じスタート位置に立たせるために妥当だ」とする意見もある。
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