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逆転裁判とは、カプコンの法廷バトルアドベンチャーゲームの名称。
シリーズ全般、あるいは第1作目「逆転裁判」を指す場合に用いられる。
あくまで「法廷バトルアドベンチャー」であり、実際の法廷・法規とはまるで違う「序審法廷制度」を基にしている(序審と呼ばれる時点で早期に有罪か無罪かを判別し、有罪ならその後の本審で実刑の内容を審議するという、裁判のサイクルを促進する架空の法制度。逆転裁判はその序審が舞台)。
現実の裁判を傍聴したとしても、当作のような裁判が見られるわけではない。
本稿ではシリーズ全般について扱う。第1作「逆転裁判」の内容は「逆転裁判 蘇る逆転」、TVアニメの内容は「逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~」の記事を参照。
シリーズ概要
逆転裁判は、弁護士の主人公(第1~3作・第5作:成歩堂龍一、第4作:王泥喜法介)を操りながら、依頼人の無実を証明していくゲームである。斬新なゲームシステム、魅力的なキャラクターたち、独特な会話の雰囲気などから多くのファンに支持されている。
ゲーム内容
ゲームは主に法廷バトルを描く「法廷パート」、法廷バトルに役立つ証拠や推理の材料を集める「探偵パート」に分かれており、探偵パートで事件現場等を巡って証拠を集め、法廷バトルに挑んでいくのが基本となる。
弁護士視点のゲームのため、事件によっては「最初から犯人が判っている」、そうでなくても「犯人に目星をつけるのは容易」と言った特徴があり、一般的な推理ゲームと違って「犯人を見つける事」自体にはさほど重きが置かれていない。それ以上に、真犯人の嘘を暴いてアリバイを突き崩し、いかにして真犯人が犯行に及んだのかを解き明かす事、それによって無実の罪を着せられた依頼人、被害者の無罪を勝ち取る事に焦点が当てられている(極稀に例外も存在する)。
法廷では、証人の証言に「待った!」をかけて「ゆさぶる」ことで、証人に言い繕いをさせたり、勘違いを正したりして、新たな証言を引き出す。
決定的に事実と違う証言が出てきたら「異議あり!」を唱えて証拠品を「つきつける」事で、証人のウソを暴き、新たな真実を解き明かす事で真犯人を言い逃れできない状態に追い詰めて行き、事件の真実を導き出す。
(余談だが変換ミスで意義あり!という誤字が多数見受けられるが、読みが同じだけで意味はまったく異なる)
探偵パート、法廷パート共に、基本的に事件解決に必要な手順を踏まなければ先に進めないシステムとなっているため、肝心な見落としをしていてバッドエンド、と言う事は発生し得ないようになっている。反面、ゲームクリアに必要な証拠が集まらない限り先に進めない為、正しい手順が踏めないと何時まで経っても足止めを食らうケースがある(行動範囲の広い探偵パートで特にありがち)。
主に、「つきつける」で間違った証拠品を提示した時にペナルティ(ゲージもしくはポイントの減少)が発生していく。法廷パートでこのゲージ(ポイント)が0になると、「これ以上審理する必要なし」として依頼人が有罪になってしまいゲームオーバーになる。2以降に登場した「サイコロック」を間違うと、探偵パートでも減少する事があるが、探偵パートではゲージが0になってもゲームオーバーになる事は無い(正確には微量回復し、ゲージ0にならない)。「4」で登場した「みぬく」はゲージペナルティがないが、その分指摘するシーンと場所を的確にしなければならないため難易度は多少高い。
シリーズの展開など
ゲーム本編
2001年にゲームボーイアドバンス(以下GBA)で第1作目となる「逆転裁判」が発売された。初めは売り上げが悪かったが、独特のシステムや個性的なキャラなどが口コミで評判を集め、また2chで逆転裁判の第1話を完全再現したFLASHが制作され、人気を集める。
GBAでは、続編として2002年に「逆転裁判2」が、2004年に「逆転裁判3」が発売されている。
ニンテンドーDS(以下DS)では第1作の移植+新エピソード追加となる「逆転裁判 蘇る逆転」が登場。2007年には新しい主人公による新作「逆転裁判4」が登場したほか、GBAの「逆転裁判2」「逆転裁判3」も移植された。
GBAからDSへの移行に合わせて、海外での発売も決定。「蘇る逆転」やDS版の「逆転裁判2」、「逆転裁判3」には北米版が収録されている。
Wii(Wiiウェア)では、シリーズ初の据置型ゲーム機による「逆転裁判」が2009年12月15日より配信開始。 「逆転裁判2」「逆転裁判3」及び「蘇る逆転」(「逆転裁判」の追加コンテンツとして)も配信が始まった。初めての人も携帯機でプレイ済みの人も、テレビの大画面やWiiリモコンによる新しい遊び方を楽しむことができる。
ニンテンドー3DSでは、レイトン教授シリーズとのコラボレーションソフト「レイトン教授VS逆転裁判」(2012年発売)や、「逆転裁判4」より数年ぶりのナンバリング新作「逆転裁判5」(2013年発売)、1~3を1本にまとめた「逆転裁判123 成歩堂セレクション」(2014年発売)などが展開されている。
最新作は、明治時代を舞台に、成歩堂龍一の先祖が活躍する「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」(2015年発売)である。
逆転裁判シリーズのスピンオフ作品として、成歩堂龍一のライバル検事・御剣怜侍が主人公となる「逆転検事」が2009年5月28日に、「逆転検事2」が2011年2月3日に発売。「検事1」は携帯アプリにも登場している。
PC・携帯電話・iOSへの移植
iOS(iPhone,iPod touch,iPad)では、PC同様、「逆転裁判 配信版」がApp Storeにて配信されていた。2012年からは「逆転裁判1・2・3HD~成歩堂龍一編~」が配信されている。このAppは逆転裁判1(甦る逆転)、2、3をハイビジョン画質にリメイクされたもの。そのため、今までのGBA、DS、Wii版と異なり、背景などの細部までが描かれている。 ※以前のバージョン(配信版)で購入したシナリオ情報はAppleIDのアカウントがあれば復元できるので再購入する必要はありません。
ただ、アプリの作りが古いためか、1・2・3HDは2022年6月9日を以て配信終了し、既にマルチプラットフォーム展開になっている成歩堂セレクションの移植を以て代替される予定となっている。
パソコンでは、ソースネクストから1~3が、カプコンとドワンゴによる総合コミュニケーションポータルサイト「ダレット」では会員登録をすることにより、「逆転裁判 配信版」のプレイが可能となる。ここでは、「つくろう!逆転裁判」というアプリで逆転裁判の法廷バトルを独自に作ることができた(サービスは2008年7月10日で終了)。
2019年4月からは成歩堂セレクションがSteamで配信されている。
携帯電話ではカプコン公式サイトより、1~3だけでなく「蘇る逆転」や「逆転裁判4」、「逆転検事」のアプリも移植されている。 注意:機種によってはアプリに対応してないため、登録する前に必ず対応電話機種の確認をしましょう。
他媒体での展開など
ゲーム以外では宝塚歌劇とのコラボレーション企画により2009年2月5日より「逆転裁判 蘇る真実」が公演。 好評を受け、その半年後の2009年8月20日より続編「逆転裁判2 蘇る真実、再び…」が上演された。
2012年初春に逆転裁判の実写映画化が決定。監督は実写ヤッターマンなどを手掛けた三池崇史。2012年2月に公開された。
また、2016年4月2日より読売テレビ系列で、1~3をベースにしたTVアニメ「逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~」が放映されている。
本作では原作であるゲーム作品とは別に再び声優陣が一新されている。詳しくは当該記事を参照のこと
漫画・コミックスでは講談社の「別冊ヤングマガジン」で「逆転裁判(コミックス全5巻)」が、「週刊ヤングマガジン」で「逆転検事(全4巻)」が連載された。
2016年5月号より、集英社の「Vジャンプ」で先述のアニメと連動し「逆転裁判」のコミカライズが開始。こちらはアニメと連携した企画であり、漫画は影山なおゆきが担当。
制作のあれこれ
元々小さいグループで作っていた作品で、カプコン上層部からは全く期待されていなかった。
故に以下のようなエピソードがある。
逆転裁判2、巧舟の第1回目コラムより本当にありがとうございます。
じつは、前作の制作中盤ごろ、ぼく自身も
「できれば続編を作りたいなあ」
と思っていました。そこで、部長にそれとなくお伺いを立ててみると‥‥
「おもしろいコト言うね、キミ」
みたいな笑顔で、軽やかに鮮やかにかわされてしまいました。
‥‥こんなにフットワークの軽い笑顔が存在するんだ‥‥
と、いたく感銘を受けたものです。「続編の可能性がないのなら、自分の持っているすべてのネタを注ぎこんで、
悔いの残らない作品にしよう!」
‥‥というわけで、前作『逆転裁判』はぼくにとって、まさに一片の悔いも残さない、全力を注ぎきったゲームになりました。
制作が終了したとき、頭の中は
"これで、すべてのネタを使い尽くした"
という心地よい疲労感が、けだるく渦まいて‥‥‥‥そこに、続編の制作が決定。
第1作発売時点では続編の見込みが全くなかったので伏線を完全回収して完結させたが、シリーズ化が決まって以降も1作品で伏線を全て回収する形式を取り続けている(それらしいイベントや場面はあるけど)。
なお上記の経緯からシナリオは後付けがメインになり、シリーズ内で整合性が取れない部分もあったりする。
現実の裁判は逆転裁判のように「異議あり!」、「待った!」が飛び交うものだと、第1作開発時のスタッフも裁判の傍聴に行くまでは思っていたが、傍聴後には「現実のままゲーム化してもおもしろくない」と言う結論に達し、現在のゲームシステムの裁判を考えた。
霊媒というミステリー物のタブーを使用している件については、作中で「被害者の霊は呼べない」というルールを作って制限している。
トリックがおかしい、量刑の基準がわからん、検事なのに秋霜烈日バッジ(検事バッジ)付けてない…等、いろいろ突っ込まれることが多いが、《本ゲームに登場する人物や法律、法廷の仕組みはすべてフィクションです》(説明書表記)なので、制作側としてはあまり気にしないで欲しいとのこと。
キャラクターボイスについて
「逆転裁判3」以降、東京ゲームショウや新作発売前に公開されるPV内にて、登場人物たちがフルボイスで喋るのが定例化した。
逆転裁判シリーズ未経験者はよく勘違いするが、PVの声優は『PV用に起用された声優』であり、
ゲーム中の声優は開発スタッフやカプコンの関係者である。→ゲーム中の声優一覧
といっても、ボイス付のセリフはせいぜい弁護士と検事キャラの「異議あり!」「まった!」「くらえ!」程度であるが。
ニコニコ動画に響き渡る異議あり!
ニコニコ動画では、キャラクターの個性を活かしたMADや実況プレイ等の人気が根強い。ゲームの仕様上FLASHが作りやすいのか、有志により作られたFLASH版逆転裁判(非公式)も投稿されている。
関連動画
待った!…じゃなくてMAD!
関連商品
ニコニコミュニティ
外部リンク
関連項目
子記事
兄弟記事
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