逆関節とは、カッコよさと美しさを兼ね備えた芸術であり、一度口にすればその語感の良さからついつい口にするのを止められない、まさに奇跡である。
分かりやすくいえば通常とは逆に曲がる関節、またはその状態のことである。
概要
多くの場合、脚部の膝関節が人間のそれとは逆に曲がる構造を表している。
鳥や獣の脚とは厳密には違うものであるが、逆関節脚部の名称が膝の関節が逆に曲がる物だけでなく、人間とは違った構造の二足歩行脚部全般を指す言葉として定着していることもあり、同一視されることが多い。
鳥の脚(下肢)
構造
一見膝の関節が逆に曲がっているように見えるが、その部分は人間でいうと踵であり、図のように足の甲が長くなったような構造をしている。
構造の理由
安定した二足歩行を行う為には、体の重心と歩行機関が上下で一致する必要があり、人間等は体の重心が骨盤付近にある。
しかし鳥は飛行を安定させるため重心の位置が翼(前肢)の間にあり、歩行機関よりも重心が前にあるので人間のような脚では安定した歩行が困難になる。
そこで大腿骨を水平にして膝関節を重心付近まで移動させ、その状態のまま膝以下を使って歩行する。こうすることで重心と歩行機関が近づき安定した歩行が可能になる。
このような歩行を行う為に鳥は一見逆関節にも見えるような脚を持つのである。
逆間接
逆間接という誤変換が多い。これに限らず、『関節』という言葉は意識せずに変換するとこのように『間接』と変換される場合が多いので注意したい。
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