透明マントとは、
2の概要
初登場はてんとう虫コミックス第1巻。見た目は白い布で、これを被ると体が透明になり、誰からも姿が見えなくなる。ただし使用者が出す声は筒抜けであるため、油断すると相手に居場所を特定されてしまう。基本的には全身を覆うようにして使うが、アニメでは頭や上半身に被せるだけ、もしくは背中に羽織うだけでも全身が透明になっている。「STAND BY ME ドラえもん」シリーズでは消音機能もあるらしく、使用者の声が他者に聞こえなくなっている。
劇中では人間の目を欺くために使われたのみであり、機械(いわゆる赤外線センサーなど)に効果があるかは不明。原作漫画以外の作品については、アニメでは透明マントで姿を消したのび太をドラえもんが視認できていないため、機械にも有効とされている。一方、映画「のび太の宇宙英雄記」では、ハイド(劇中に登場する敵キャラクター)が特殊な眼鏡を装備することで、透明マントを使って姿を消したドラえもんの位置を特定している。
原作漫画では二回(名前だけの登場を含めれば三回)しか登場しておらず、劇中ではかたづけラッカー、とう明ペンキ、かくれマントなどの方が登場回数は多い。(もっとも、使用者の姿を見えなくするという点では、どの道具も透明マントと同じ効果を持つと言えるが)
しかし「姿を消すひみつ道具は?」と聞かれれば、真っ先に透明マントを思い浮かべる人もいるだろう。その理由として、アニメでは多くの作品で透明マントが登場している他、先述のかたづけラッカーなどが透明マントに変更されている作品もある。そのため、アニメを見て育ったファンにとっては、かたづけラッカーなどより透明マントの方がなじみ深いひみつ道具と言っていいかもしれない。
また、石ころぼうしも姿を消す道具にカウントされることがあるが、透明マントとは決定的な違いがある。透明マントは姿を見えなくするだけの道具なので、先述の通り声は聞こえるし他者に触れたらバレてしまいかねない。それに対して、石ころぼうしは道端の石ころのように他者から気にされなくなる道具、すなわち存在そのものが認識されなくなる道具なので、姿はもちろん声や触られた時の感覚なども認識されなくなる。
ただし石ころぼうしは作品によって設定が変わることがある。例えばてんとう虫コミックス第4巻「石ころぼうし」では、上述した通り使用者の存在そのものが認識されなくなる道具とされている。その一方「のび太の魔界大冒険」では、透明マントと同様に姿を見えなくするだけの道具とされている。しかし上述した設定と矛盾しており、公式がそれを把握していたのかは不明だが「のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~」では、石ころぼうしがモーテン星(使用者の姿が他者の盲点にしか届かなくすることで、結果的に姿を見えなくすることができる道具)に変更されたことで矛盾がなくなった。
同様の効果を持つひみつ道具の一覧
道具名(五十音順) | 透明マントとの違い |
石ころぼうし | 「2の概要」の記述を参照 |
お手軽巻物/ニンニンまきまき | 10分で効果が消失する |
かくれマント | |
かくれん棒 | 棒自体は見えたままであり、時間制限あり |
かたづけラッカー | 4時間で効果が消失する |
透明人間目薬 | 衣服などは透明にならない |
とう明ペンキ | 水性のため、拭き取ったり水で流せば効果が消失する |
ドロン巻き物 | 時間制限あり |
モーテン星 | 1時間で効果が消失する |
同様の能力が登場する作品の一覧
作品名(五十音順) | 使用者 | 能力名 |
アカメが斬る! | ブラート/タツミ | 悪鬼纏身インクルシオ |
エニグマ | 支倉モト | 消える呪い |
OVERMANキングゲイナー | ブラックメール | 透明化 |
仮面ライダーW | インビジブルドーパント | インビジブルメモリ |
仮面ライダー龍騎 | 仮面ライダーベルデ | クリアーベント |
血界戦線 | チェイン・皇 | 不可視の人狼 |
ジョジョの奇妙な冒険 | 静・ジョースター | アクトンベイビー |
スーパーマリオ | マリオ/ルイージ | スケスケぼうし、パワーフラワーなど |
TIGER&BUNNY | ライオネル・ホーク | |
ハマトラ | チユウ | 透過のミニマム |
HUNTER×HUNTER | メレオロン | |
HEROES | クロード・レインズ | |
ブギーポップは笑わない | カレイドスコープ | カレイドスコープ |
マルドゥック・シリーズ | オセロット | |
ONE PIECE | アブサロム | スケスケの実 |
関連項目
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