概要
通勤(つうきん)とは、現代社会に特有の現象である。日本を含め、週休二日制を取っているところの場合は、月曜日から金曜日まで休みなく続けられる。これは、住居と職場が分離されているという現代的特徴である(それ以前は家内制手工業や農作業の場合、場所的に一体だった)。
そして、近代化・都市化が進むと次第に、人口を抱えきれなくなった都市が、周辺の郊外に働き手の住むところを求めるようになる。鉄道や幹線道路が整備され、電車・バス、自動車での通勤がなされるようになる(電車通勤、マイカー通勤)。
しかし、都市が肥大化するとともに、交通量も過密になり、電車やバス通勤においては、通勤ラッシュ時の満員電車・バス問題、マイカー通勤においても、渋滞問題が深刻化してくる。特に電車通勤の場合、片道一時間を超えることも多く、それ自体がストレスになる(「満員電車」の記事も参照)。
帰宅
会社に行くだけが通勤ではない。お家に帰るまでが通勤である。通勤ラッシュは、帰宅時にも起きる(帰宅ラッシュ)。しかし、帰宅時には羽根を伸ばしている人たちもおり、中には泥酔した状態で電車に乗る人もいる。もし、泥酔した人に会ってしまった場合、嘔吐に巻き込まれることがあり、悲惨である。
月曜日
「月曜日」の記事も参照。
一般に、一週間のうち、通勤の始まる日である。この日は、電車の場合、飛び込み自殺が多発する日でもあり、自殺した本人にとっても、その路線を利用する人にとっても、鉄道会社にとっても、すべての人にとってあまりいいことが起きない日である。
スキマ時間
片道一時間の通勤は、大学の講義だと毎日1コマ、1ヶ月20日間にならすとすると、1ヶ月40時間、1年間で480時間(20日分)にもなる。ゆえに、この時間を利用して、スピードラーニングや読書など、自己啓発・自分への投資に当てる人も多い。実際、電車に乗ると広告で、スキマ時間活用を謳ったものが掲示されており、マーケティングとしても認知されていると言える。…勤務先が良い会社なら、会社のすぐ近くに引っ越すのもひとつの手ではあるが。
関連動画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt