進め!キノピオ隊長とは、2014年11月13日発売のWii U専用ソフトである。
2018年7月13日にはNintendo Switch版とニンテンドー3DS版が発売された。
概要
進め!キノピオ隊長 | |
基本情報 | |
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ジャンル | 箱庭アドベンチャー |
対応機種 | Wii U Nintendo Switch ニンテンドー3DS |
開発元 | 任天堂東京制作部 |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | Wii U:2014年11月13日 SW・3DS:2018年7月13日 |
対象年齢 | CERO:A |
ゲームソフトテンプレート |
E3 2014で発表されたキノピオ隊長が主人公の箱庭アドベンチャーゲーム。
スーパーマリオ 3Dワールドのミニゲームである「キノピオ隊長の冒険」をベースとした、キノピオ隊長を操作しコース内に設置してあるスターをゲットすることが目的のゲームである。
登場人物
- キノピオ隊長
- 今作の主人公。キノピオ探検隊の隊長でちょっと頼りない。リュックに荷物を詰めすぎた為、ジャンプが出来ない。
- キノピコ
- キノピオ隊長とともにパワースターを発見したがウィンゴにパワースターごとさらわれた。後々プレイヤーとしても使用可能。
- ウィンゴ
- パワースターとキノピコをさらっていった大きな黒い鳥。
ゲーム進行
今作では「本」のページの中のコースをひとつひとつ辿って行き、クリアする事で増えていくので最後のページまで行きましょう、というもの。だが公式で既に「70以上のコース」と銘打たれているので、量は相当にある。しかもコースに落ちている「スーパーダイヤ」を一定数要求するページもある。たまに「コインパラダイス」や「マネミーラビリンス」といったミニゲームコースが乱入してくるので、コインをザクッと稼いで残機を増やしましょう。
エピソード制
本作は「進め!キノピオ隊長」という本を読み進めていく構成なのだが、その本がなんと3冊以上も用意されている。なので一冊一冊の内容は似通っているものの、難易度はホップステップウルトラスマッシュと言わんばかりに跳ね上るようになっている。
本の勲章
今回はスター勲章制を踏襲した本の勲章(キノピオ隊長のハンコモチーフ)がある。条件は明快で、
3つ目の条件は各ページごとに赤い王冠スタンプが押されるのでわかりやすい。ちなみに全コースでお題だけクリアしても全く意味は無い。また、本に3つ目の勲章を付けるとチャレンジタイムなるものが全コースで出現し、コース攻略中に経過タイムが表示されるようになるタイムアタック要素が加わる。そのチャレンジタイムもすべてクリアする事で星の飾りまで付く。ここまでやればその本は極めたと言える。
ちなみにチャレンジタイムの達成には「タッチ操作」が大きく絡んでいる所もある。こんな所を3カウント?5カウント?と悩む前に画面に干渉してみよう。
おまけ
- スーパーマリオ3Dワールドのセーブデータを持っているとおまけ出現、「ようせいの国」モチーフのコースで遊べる。
- おまけが出現していれば、3つ目の本の勲章が付いている本に対応した「序章」コースが遊べる。
- ゲームクリア後はスーパーマリオ3Dワールドのセーブデータがなくとも「ようせいの国」モチーフのコースで遊べる。
- ゲームクリア後、探検隊メンバーが点在しているので全員集めるアレンジのコースが遊べる。
- ゲームクリア後、マネミー(恐らくマネック一族)が追ってくるアレンジのコースが遊べる。
- おまけ内のステージにスーパーダイヤが置いてある事はないので、お題をクリアすると王冠スタンプが付く。
- そして今出ている全部のページに王冠スタンプを付けると…!?
マネミーラビリンスフォーエバー
このコースは全50階からなる「マネミーラビリンス」のミニゲーム、時間無制限版である。ミスしても残機が減る扱いにはならないが、ゴール階はちゃんとある。マネミーや敵にやられないように移動しつつ、ランダムに配置されたデカブロックの隙間をぬってワープボックスまで辿りつこう。10階、20階、35階ごとに休憩スペースがあるが、それを超えるとマネミーが1体増える。休憩スペース以外はランダムでキノコ、ゴールドキノコ、スーパーツルハシ、100枚コインの平積みが配置される。ごく例外で21階~24階の間はキノコが必ず配置される。4階層ごとに敵の内容が変わり、休憩スペース以外の5の倍数(50階は除く)はブル(とカメック)が襲ってくる。階層を経るごとにブルが1体増えていくので要注意。チビではない状態でダメージは1回防げるものの、敵の特性を理解しつつ、アイテムをフル活用できないとクリアは難しい。お題は「5000枚のコインを集める」だが、1階層に200枚近く落ちており、50階に至っては大量にゴールドキノコがあるので3500枚くらいで50階に行ってもそれなりには間に合う。逆にゴールしないと5000枚以上取ってもお題をクリアした扱いにはならない。なお、コインは9999枚でカンストする。
クリアするとキノピオ隊長(とキノピコ)が王冠を被ってくれる。実質上の恒例「王冠ステージ」だが、性質も違えばかかる時間も大幅に違う。一応ミニゲームコース扱いなので、チャレンジタイムの対象にはなっていない。他にもお題をクリアするとコインパラダイスがいつでも遊べるようになる、というささやかなオマケもある。
amiibo
全てのamiiboに対応しているが、キノピオのamiiboを読み込んだときだけ、コース中にドットキノピオが登場する。そのドットキノピオを探して捕まえるかくれんぼが遊べるようになる。
コース内のどこかに隠れているドットキノピオを探し出してタッチすれば、かくれんぼはクリア。
かくれんぼをクリアしたコースのページにはドットキノピオの印がつく。
また2015年3月26日にはソフトとキノピオのamiiboのセットも発売された。
…ここまでは、WiiU版の説明である。
スイッチ版、もとい3DS版の違い
- キノピオamiiboの効果が「ドットキノピオかくれんぼ」ではなくなり、代わりに無敵キノコが使える。
- 一方のドットキノピオかくれんぼは、クリアしたコースでZRを押してすぐに遊べるようになった。
- 最後の本をクリアした後のオチが砂の国に到達に変わっており、その結果「スーパーマリオオデッセイにつづく」とつづられる。(WiiU版は「スーパーマリオ3Dワールドにつづく」だった)
- その結果、おまけで遊べるのは「スーパーマリオオデッセイ」のミニチュアコースである。即ち、ようせいの国を基にしたコースでは遊べない。
- また、ウェディング系のマリオ、ピーチ、クッパのamiiboがあると即座にミニチュアコースで遊べる。スーパーマリオオデッセイのセーブデータを保持していても何も起こらない。
- その他のamiiboにも対応しているが、貰えるのは1UPキノコ。
- WiiU版にあった「マイク操作」が必要なブロックが全てタッチ操作が必要なブロックに置き換わっている。
- 【Switch版のみ】タッチ操作をジャイロポインター操作を使って行うことができる。つまり、Wiiリモコンをテレビに向けて操作していた時の感覚とほとんど同じ操作がテーブルモードでもできてしまう。
- 【3DS版のみ】立体視に対応、かつWiiU版と同じ「手元の画面のみハンドル表示」などに対応。タッチペンを使って素早くタッチ操作できるのもこちら。
【Switch版のみ】アップデート&DLC:特別版
2019年2月14日に行われたアップデートによって本編でアシストプレイ以外の二人プレイが可能になった。この時出てくるのは「紫色のキノピオ隊長のようなひと」である。
そして2019年3月14日にはさらにDLCが配信された。こちらでの二人プレイはキノピオ隊長とキノピコのコンビとなる。新コース5つと本編中のアレンジコース群で合わせて全18コースある。今回はSwitch版のみのDLCとなるため、タッチ操作が必須になる場面はあまりない。どちらかというとアップデートで追加された二人プレイで遊ぶと楽しさが増す構成になっている。
話の内容は「王冠探し」で、実際に集めるものもスターではなくクラウン。時間経過で消えるクラウンチップを連続で5個集めるとクラウンが出てくる「クラウンラリー」と、クリア条件には影響しないがお化けがわんさか出てくるのでライトで対処する「オバケ退治」が主な追加ルール。二人分のライトでより素早くお化けを倒せる、がウリのルールなので一人で遊ぶときはダブルチェリーが置かれる。
クラウンラリーの更なる特徴
このルールのコース上でスーパーダイヤは、クラウンチップを連続で取った個数ごとに配置が変更される、という動きをする。チップを一個取って必ず出るわけではないが、出たときはクラウンチップとは違うものとして目撃することになる。しかしそれを知らずにクラウンチップの方を取ってしまうとそのスーパーダイヤは配置換えでおさらばである。とはいえ、逆にクラウンチップを取らないでいると連続で取った状態が0に戻り最初の配置からやり直しできる。見逃したスーパーダイヤもこの方法でじっくり(?)探せる。
大迷宮のひみつ
旅路の最後に待ち受けるコースは悪夢再びのマネミーラビリンスコースである。とはいえフォーエバーより階層は浅くフロアの規模も小さい、出てくるマネミーも一体だけと普通にクリアするだけなら簡単である。このコースをクリアすればエンディングとなる。
ちなみに大迷宮の最奥に待っていたのはスーパークラウンである。ゴール時は二人プレイでなくともキノピコが居合わせている。つまりNewスーパーマリオブラザーズUデラックスでキノピコのみ使えるアイテムとなっている理由はこの冒険で手に入れた私物だから、というわけである。
やりこみ要素
このDLCには二種類のやりこみ要素がある。一つは3種類の本にも用意されていた「チャレンジタイム」。おまけとは違いしっかり搭載されているのでお化け退治ルールで如何に切り抜けるかのスリルを楽しんでほしい。が、それ以前にチャレンジタイムを開放するための最後のコースの「おだい」こそ、本DLC最大のやりこみ要素である。
マネミーに追われている中、雑魚敵たちもたむろするフロア中を動き回るもぐらを捕まえてワープボックスを出現させていくというルールのこの全30階コースに用意されているおだいは「探検隊員みんなでゴールした」。つまり大迷宮のひみつの真の姿は探検隊アレンジルールのマネミーラビリンス。5階以外の休憩フロアに隊員が居るので合流させつつ、決して一人も失わないでゴールする必要がある。クリアのコツは常に動き回り、モグラや敵を深追いせず、切り返しは大きく回る。ツルハシは時として隊長以外は無防備だということを忘れて事故になりやすいので、隊員引き連れ時は極力使わないことをお勧めする。
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
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