進次郎構文単語

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進次郎構文というのは、政治家・小泉進次郎氏のような体裁の文章を言います。だからこそ、進次郎構文であると言えるんですね。

概要では、簡単な説明をしています。

小泉進次郎氏などによる独特な言い回しや、それに似た文章のこと。

質問に対する回答が飛躍していたり、同じ言葉の繰り返しや自明のことを言い換えただけであったりと、すぐには理解ができないことが多い。特に進次郎氏による内容の無い発言や、不思議な発言が取り上げられる。

会見などで様々な迷言を生み出し、話題となった。進次郎構文と呼ばれるのはこのため。構文の使い手は本人以外にもそれなりに浸透しているようだ。

進次郎構文に見られるA=Aのような発言は進次郎氏が先駆者というわけでもなく、2009年連載開始の漫画「めだかボックス」には『僕は悪くない　だって僕は悪くないんだから』などの例がある。1995年発売のゲーム「学校であった怖い話」には『うまく行けば、うまく行くかもしれない』なんてテキストも。進次郎構文の場合は、現職の政治家・環境大臣（当時）による発言という点が注目を浴びたと見られる。

「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている^[1]」

「毎日でも食べたいということは、毎日でも食べてるというわけではないです^[2]」

「私の中で30年後ってことを考えたときに、30年後の自分は何歳かなとあの発災直後から考えてました。だからこそ私は健康でいられればその30年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を私は見届けることができる可能性のある政治家だと思います。だからこそ果たせる責任もあると思うので･･･^[3]」

「世間は不要不急と言うかもしれませんですけど、僕としては不要不急でした^[4]」（手越祐也）

などが例として挙げられる。その結果twitterにbotが作成されたり、進次郎構文を使った宣伝を行う店なども現れた。

一応言っておくと、このような構文ばかりではなく、

「政治の世界は戦場だ。いつ命を落とすか分からない。よろいを着たまま寝ているという環境が続いてきた。クリステルさんといると政治という戦場から離れられる^[5]」

「1時間があったら、何をできるんだろうといつも考えています。１時間があったら習近平とプーチンは何をやるんだろうな、アレクサンダーだったら１時間あったら何をやったんだろうか、ペリクレスだったら何を考えていたんだろうな……というふうに^[6]」

のような純粋なポエトリーな発言もあったり、

「約束は守るためにありますから、約束を守るために全力を尽くします^[7]」

のような精神論的には正しい物や

「私たち若い世代が一生懸命にならなきゃダメなんです。ほどほどの努力でほどほどの幸せ。これじゃダメなんです^[8]」

「日本人は“働ける限り働きたい”という人がいつもいちばん多い。労働を苦役と考える価値観の国とはまったく違うんです^[9]」

のような、社会的に正しいかどうかはともかく、一定の意味が通っていて、文法的にも問題が無い発言もしているため念のため。

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• 小泉進次郎構文bot - Twitter

関連項目ということは、無関係な項目では無いと言う事です。

• 小泉進次郎
  • おぼろげながら浮かんできたんです　46という数字が
• 迷言/ポエム
• 竹下登・・・国会での答弁は回りくどいものが多く「言語明瞭、意味不明瞭」と評されることもあった。
• マシンガン当職
• 語録の一覧
• トートロジー
•  重言/冗語
  • 頭痛が痛い・・・重言について多数例あり
  • 危険が危ない
  • ブロント語
  • アフリカでは1分間に60秒が過ぎている
  • そこのお前！レモン一個に含まれるビタミンCはレモン一個分だぜ
• エンプレス構文・・・炎妃龍の青き炎に二回も言及する、脚用防具の説明文がネタにされている。

脚注

1. *小泉進次郎は2019年9月11日に環境大臣に就任し、同年9月21日から7日間の日程で国連の温暖化対策サミットに出席するためニューヨークに出張した。この最中の9月23日における発言である（ANNnewsCH　Youtube公式動画）。
   
   ちなみに、実際の発言は「今のままではいけないと思います。だからこそ『日本は今のままではいけないと思っている』と世界に向けて発信しなければならない」というものであり、「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」はマスコミによる意図的な編集（発言の切り貼り）である･･･と主張するブログ記事がある（事実を整える Nathan 2021年5月21日記事）。実際に、小泉進次郎は2019年9月11日の環境大臣就任直後の記者会見で「世界や日本に向けて発信していくことを目指す」という趣旨の発言を繰り返している（環境省資料）。
   
   とはいえ、2019年9月11日の発言が「今のままではいけないと思います。だからこそ『日本は今のままではいけないと思っている』と世界に向けて発信しなければならない」であったとしても、小泉進次郎環境大臣が海外に向かってアピールすることの重要性を強調するばかりで、具体的な政策案をあまり喋らず、大臣としての資質の疑わしさを露呈していたことは間違いのないことである。
2. *小泉進次郎は2019年9月11日に環境大臣に就任し、同年9月21日から7日間の日程で国連の温暖化対策サミットに出席するためニューヨークに出張した。その初日に「やっぱりステーキを食べたいですねえ。毎日でも食べたい」と語り、温室効果ガスを多く発生させるとされる畜産業に対して厳しい視線を注ぐはずの環境大臣として資質を疑われる発言となった。そのことを記者に問われたときの発言である（TBS NEWS Youtube公式動画）。
3. *小泉進次郎は2019年9月17日に福島県を訪れ、大熊、双葉など4つの町の町長と会談し、2045年度までに除染廃棄物などを一時保管する「中間貯蔵施設」から県外に運び出す方針を改めて強調した。そのときの記者会見における発言。（ANNnewsCH　Youtube公式動画）
4. *手越祐也は2020年6月23日夜に記者会見を開き、自身のジャニーズ事務所退所について説明を行った。そのなかで、緊急事態宣言中に2度にわたって飲み会をしたことを週刊文春に報じられたことに触れ、このように発言した（J-CASTニュース）。
5. *小泉進次郎は2019年8月7日に滝川クリステルと結婚することを安倍晋三首相に報告した。そのときの記者会見の発言。（ANNnewsCH　Youtube公式動画）
6. *現代ビジネス（講談社）2018年1月6日の記事　著者：常井健一
7. *小泉進次郎は2019年9月17日に福島県を訪れ、大熊、双葉など4つの町の町長と会談し、2045年度までに除染廃棄物などを一時保管する「中間貯蔵施設」から県外に運び出す方針を改めて強調した。そのときの記者会見における発言である（ANNnewsCH　Youtube公式動画）。このときは福島県の各自治体から「『2045年度までに除染廃棄物を県外に運び出す』という約束が破られて、『中間貯蔵施設』が『最終処分場』になってしまうのではないか」という懐疑の声が挙がっていた。
8. *2010年6月19日から同年6月24日の中のいずれかの日において、神奈川県を地盤とする坂井学・前衆議院議員（当時）とともに街頭演説をしたときの発言。（さかい学公式Youtube動画）
9. *東洋経済2019年1月23日記事：小泉進次郎が描く公的年金｢大改造計画｣