遊城十代とは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」の主人公である。
人物
明るく楽しく、そして熱く元気にデュエルを楽しむ、デュエルアカデミア・オシリスレッド所属の生徒。
武藤遊戯から譲ってもらったカード「ハネクリボー」は、彼のAIBOである。E・HEROと呼ばれるアメリカンヒーロー型モンスターのシリーズと「融合」を駆使して戦う。また、物語中盤から「E・HERO ネオス」を主軸としたコンタクト融合デッキを使用している。天性の引きの強さを持ち、ここぞという場面で逆転の一枚を引くその運は、まさに前作の主人公を彷彿とさせる。
学業の傍ら、セブンスターズ・光の結社・ユベル・ダークネスといった様々な脅威に巻き込まれ、その度に中心となって世界を救っていった。その戦いの中で、「デュエルとは何か」「仲間とは何か」といった大切なものをみつけ、成長していく。そして、前世にて愛を誓ったユベルと融合し、通称「二十代」と呼ばれる大人びた姿になった。
ユベル事件以前の十代
デュエルバカで、四六時中デュエルのことしか考えていない。時にはその暑苦しさをけむたがられることもあったものの、不思議と十代は人をひきつける魅力にあふれ、彼の元にはいつしか多くの人間が集うようになっていった。「俺は赤が好きだ! オシリスレッドこそ俺の寮だぜ!」ということで、何度かあったラーイエロー昇格のチャンスを自ら辞退している。
テストや授業は大抵の場合寝ているので勉学の成績は悪い(酷いときには自分の顔型のおめんを被って寝ていた)。しかし睡眠学習をしてるような描写もあったので侮れない。しかし、その分デュエルでは寮どころか学年、学園トップクラスの実力を発揮し、万年落ちこぼれとされていたオシリスレッドでもやればできる、という風潮をもたらした。彼の登場で、それまで差別的であったデュエルアカデミアの生徒間、生徒・教師間の関係も次第に改善されていった。
学園で事件が起こるたびに、率先してその解決にあたる(デュエルという手段で)。そのためいつしか教師からも信頼されていき、何か起きた際は十代を中心に行動させるようになる。その期待、希望がいつしか、彼に重くのしかかっていくこととなるのだが……。
ちなみに逆転の一枚を引く前の台詞が、大概相手の心理をつく言葉である為、ニコニコ動画では心理戦のエキスパートとされる。
覇王 十代
第三期で明らかになった、十代の心に潜むもう一つの人格。冷酷非道で、目的の為には手段を選ばない。
極めて高いカリスマ性と、圧倒的能力をもつ「E-HERO(イービルヒーロー)」によって異世界のモンスター達をまとめあげ、「覇王軍」として侵略を行った。最終的にはオブライエンらの決死の行為によって消滅してしまう。その後はユベルとの決着をつけるべく、十代自身によって蘇らされている。
その正体は、宇宙から現れる「破滅の光」に対抗しうる唯一の力。闇を統べる者。ユベルにより守られていたものだが、そのユベルによってゆがめられてしまったということは皮肉としか言いようが無い。(覇王十代の項目も参照)
ユベル事件後の十代(二十代)
第四期になった十代の通称。
比較的低かった身長が伸び(それでも低めだが)、キレ長の目つきになって頭部からアホ毛が消滅、髪型も後ろに流したようなものになっている。この時点でオシリスレッドは十代のみになり、赤の制服とデュエルディスクは彼のパーソナルカラーとなった。
冷めた性格になっており、行事などをめんどくさがって自ら出ようとはしない。また、初期はデュエルに喜びを見出せなくなっており、それ故に明日香の怒りを買ってしまう。明日香達によってデュエルの喜びを思い出した後は、比較的楽しいデュエルを行うようになっていった。
ユベルと融合したことにより、デュエルディスクを通じてデュエルモンスターを実体化させる能力を手に入れている。また、デュエルモンスターの魂を融合する能力もあり、それによってオネストをみずからの身体に入れた。(遊城二十代の項目も参照)
ニコニコ動画での遊城十代
シャケおにぎりが大好物。ダジャレが大嫌い。あらゆるものをスルーする能力をもっている。
関連動画
関連項目
一般項目 |
使用するカード |
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