遊戯王OCGとは、漫画、アニメ「遊☆戯☆王」シリーズに登場するカードゲーム、「デュエルモンスターズ(マジック&ウィザーズ)」をカードゲーム化したものである。
正式名称は「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」。発売元はコナミデジタルエンタテインメント。
アニメ「遊戯王5D's」以降、放送中のアニメに合わせて名称を「遊戯王ファイブディーズ オフィシャルカードゲーム」、「遊戯王ゼアル オフィシャルカードゲーム」、「遊戯王アーク・ファイブ オフィシャルカードゲーム」と変えていた時期もある。現在は初代の名称に戻っている。
概要
遊戯王OCGは、漫画「遊☆戯☆王」に登場するカードゲームを再現するというコンセプトで作られたカードゲームであり、ゲームデザインはコナミが担当した。
1999年に発売を開始して以来、日本だけでなく全世界において幅広い人気を誇る。公式大会も開催されている(遊戯王ワールド・チャンピオンシップ、デュエリストキング・トーナメント等)。
世界で最も売れたトレーディング・カードゲームとしてギネス・ブックに認定されている。2011年6月14日には記録を自己更新し、販売枚数251億7000万枚を突破した。
カードの一覧
→「遊戯王OCGカードリスト」
→遊戯王OCG公式データベース
遊び方、ルール
モンスターカード、魔法カード、罠カード等を駆使して、先に相手のライフポイント(LP、開始時8000)を0にした方が勝ちとなる。また、カード効果や相手がデッキからカードを引けなくなるなど、条件によってはLPが0にならずとも勝利が決まる場合がある。
デュエルスタンバイ!
- 40~60枚のメインデッキと15枚以下のエクストラデッキを用意。(マッチ戦ならサイドデッキを用意)
- リミットレギュレーション(旧:禁止・制限カード)をクリアしているかチェック。
→リミットレギュレーション(毎年1,4,7,10月に更新) - 計算機(携帯も可)やデュエルフィールドがあると便利かも。
- 対戦相手に挨拶し、じゃんけんで勝った方が先攻・後攻を決定。
- メインデッキの上からカードを5枚引き、手札とする。
- 決闘開始!
1ターンの流れ
ドローフェイズ | 自分のデッキの一番上からカードを1枚引く(ドローする)。 先攻の1ターン目のみはドローできない(昔はできたが、ルールが変わった)。 「俺のターン!ドロー!」 |
---|---|
スタンバイフェイズ | 「スタンバイフェイズに〜する」と書かれているカードの効果を処理する。 |
メインフェイズ1 | モンスターの召喚、表示形式の変更、カード効果の発動、魔法・罠のセットなど 「○○を生け贄に(リリースし)、いでよ!青眼の白龍!」 |
バトルフェイズ | モンスターで戦闘する。 「青眼の白龍でブラック・マジシャンに攻撃!滅びのバーストストリーム!!」 |
メインフェイズ2 | バトルフェイズを行った場合のみ生じる。 メインフェイズ1と同じようなことが出来る(回数制限があるものは除く)。 「俺はカードを2枚伏せる」 |
エンドフェイズ | ターン終了を宣言する。 「エンドフェイズに〜する」と書かれているカードの効果を処理する。 「ターンエンドだ」 |
カードの種類
通常モンスター | 特別な効果をもたないモンスター 例:青眼の白龍、ブラック・マジシャン、E・HERO ネオス |
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効果モンスター | 魔法・罠カードのような特別な効果を持つモンスター 例:ユベル、ブラック・マジシャン・ガール、クリボー |
エクシーズモンスター (Xモンスター) |
フィールド上に存在する同じレベルのモンスターを複数重ね、その上に重ねることで特殊召喚できるモンスター(エクシーズ召喚) 例:No.39 希望皇ホープ、No.32 海咬龍シャーク・ドレイク、超銀河眼の光子龍 |
シンクロモンスター (Sモンスター) |
フィールド上に存在するチューナーと1体以上のモンスターの合計レベルが、シンクロモンスターのレベルと等しい場合に特殊召喚できる(シンクロ召喚) 例:ジャンク・ウォリアー、スターダスト・ドラゴン |
ペンデュラムモンスター (Pモンスター) |
ペンデュラムスケール(Pスケール)という数字が書かれ、ペンデュラムゾーン(Pゾーン)に置くことで魔法扱いとなるモンスター。Pゾーンに置かれた2枚のPスケールの数の間のレベルを持つモンスターを手札から特殊召喚できる(ペンデュラム召喚) 例:時読みの魔術師、星読みの魔術師、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン |
リンクモンスター (Lモンスター) |
カードの右下に書いてあるLINKの数字分のモンスターをテキスト欄に書かれた条件を満たすようにフィールドから墓地へ送って特殊召喚できる(リンク召喚) 例:デコード・トーカー、ファイアウォール・ドラゴン |
融合モンスター | 融合召喚によって召喚できるモンスター 例:E・HERO フレイム・ウィングマン、青眼の究極竜、サイバー・エンド・ドラゴン |
儀式モンスター | 儀式召喚によって召喚できるモンスター 例:サクリファイス、カオス・ソルジャー |
魔法 | 基本的には自分のメインフェイズでのみ発動可能(速攻魔法除く)。 例:光の護封剣、融合 、エネミーコントローラー |
罠 | 相手ターンにも発動することが可能。一度フィールドにセットする必要がある。 例:落とし穴、くず鉄のかかし、聖なるバリア-ミラーフォース- |
各カードの詳細はこちらのWEBサイトに詳しい。 →遊戯王カードwiki
原作・アニメとの相違点
全体的なルールは「デュエルモンスターズ(マジック&ウィザーズ)」と同じであるものの、ゲーム化するにあたり、細部はかなり変更が加えられている。
- 初期ライフポイントが作中では4000だが、OCGでは8000。
- OCGでは表側守備表示での召喚は不可。
- カードの効果。特にゲームバランスに影響を与えるようなもの。
例えば原作・アニメ中での最強の手札増強カード「天よりの宝札」は、以下のように弱体化している。
原作・アニメでの効果
互いのプレーヤーは手札が6枚になるようにカードを引く
↓
遊戯王OCGでの効果
自分手札と自分フィールド上に存在する全てのカードをゲームから除外する
自分の手札が2枚になるようにカードをドローする
よく使われる公式用語
- デュエル:”闘い”の意。開始時のかけ声でもある。「デュエル!」
- ドロー:デッキからカードを引くこと。「手札に加える」事とは区別される。
- デッキ:デュエルに使用するカードの束、山札。デッキのカードが尽き、カードがドロー出来なくなると敗北。
- フィールド:デュエルをプレイする場所。フィールド魔法カードによって効果を付与できる。
- 墓地:カードを捨てる場所。現在のOCGでは墓地からのカード利用で戦局が傾くことも。
- 除外する:ゲームからカードを取り除くこと。基本的に、デュエルが終了するまで除外されたカードは使用できない。
- リリース(旧・生け贄):効果発動や上級モンスター召喚のために、カードを墓地に送ること。
- セット:フィールド上に裏側でカードを出すこと。モンスター、魔法、罠いずれも裏側なら「セット」である。
召喚関連
- 通常召喚:ルールによって手札からモンスターを出す、基本的な召喚方法。原則1ターンに1度だけ行える。
- 特殊召喚:カード効果や融合、儀式、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム、リンクなど特殊な手順での召喚。「1ターンに1体」の制限にはひっかからない。
- 反転召喚:裏側守備表示でフィールドにセットされたモンスターを表側攻撃表示にすること。このときそのモンスターがリバースモンスターであればその効果が発動する。(これは召喚ではない)
- リバース:カードが裏側表示から表側表示になる事。反転召喚などとは異なり、カード効果やダメージ計算時に表になる事もリバースである。
関連動画
関連項目
一般項目
デッキタイプ・戦術 |
遊戯王OCGの用語カードの名前などモンスターの区分に関しては「遊戯王OCGカードリスト」のカード群の項を参照。 |
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