道化のバギーとは、漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターである。
概要
バギー海賊団船長。懸賞金1500万ベリー。ピエロのような顔立ちをしており、その赤くて丸い大きな鼻にコンプレックスを抱いている。口癖は「ハデに~」。かつてはロジャー海賊団でシャンクスとともに見習いをしていたという過去を持つ。
超人系悪魔の実「バラバラの実」の能力者で、体を自在に分離させて一定の範囲なら操ることができる。また、斬られてもバラバラになるため、斬撃は一切効かない。また、分離した体は足首より下以外は自由に浮遊させることができる。
初登場は2巻。オレンジの町襲撃中にルフィと交戦し、遥か彼方まで吹き飛ばされてしまった。その後、表紙連載『バギー一味冒険記』で大冒険の末、アルビダと同盟を結成し、一味とも合流。その後はローグタウンでルフィを処刑しようとするも逃げられてしまい、そのままルフィを追いかけて「偉大なる航路」へと突入。しかし、海軍の駐屯所を宝島と勘違いして侵入した末、海軍に捕まりインペルダウンLEVEL1「紅蓮地獄」に収監されてしまう。
そこでまたまたルフィと再会。囚人たちを先導して脱獄に成功し、マリンフォード頂上決戦に参戦することになる。その際、場を盛り上げる才能とロジャー海賊団在籍という経歴から、実力はまるで伴っていないもののインペルダウンの元囚人たちに神のごとく崇められるようになる。
終戦後は元囚人たちとMr.3らを一味に加え、再び海賊団と合流した。それと同時に政府から一通の伝書が届けられ、なんと王下七武海の一角を担うことに。
2年後となる現在では肩書が「道化のバギー」→「海賊派遣組織総帥、伝説を生きる男、”千両道化”バギー」と大幅にパワーアップしている。
脱獄時に得た数々の猛者の部下達、元ロジャー海賊団という経歴、戦争編での売名行為、遂に得た七武海の称号などを大いに生かして新世界にて活動しているようである。(ただ、傭兵部隊としての一面が強い構成が災いしたのか、巨人族の所属者が肝心なところで脱退するなど、トラブルもあった模様。)
本来は狡く小市民的な小悪党なのだが、同時にどこか憎めない一面があるキャラであり、今後の活躍が期待される。
実力
作中ではかなり低い部類の戦闘力に入るが、その能力を活用してゾロに勝利したことがある。
また、海賊になったルフィに初めてダメージらしいダメージを与えたのもこの男である。なんだかんだ言いつつもグランドラインを半周しているあたり、一定レベルの確かな実力の持ち主であると言えるだろう。
自慢の砲弾である「バギー玉」は一般的な家を数十件まとめて崩壊する威力を持ち、さらにそれを威力そのままに靴に仕込めるサイズまで小さく改良した「マギー玉」なる物があり、身体能力の低さなどを補える切り札として使用している。いまだ戦闘力は不安定でハンニャバルやミホークなどの強者に一蹴される場面が多いが、覚醒状態の能力者を気絶寸前に追い込む描写もみせている。
関連動画
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関連項目
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