概要
世界的に道と州を共に置く国家は存在しないが、殆どの案において北海道は道のままである為「州制」と呼ばずに「道州制」としている。
これが実現する事で現在以上の地方自治権が与えられるとされているが、どうなるかは不明。
また、財政の弱い自治体同士が合併しても、財政が強くなるわけではない他、中央集権的な体制の再強化に繋がるのではという懸念もある。
現在の議論状況
ここでは各地方における現在の議論状況について簡潔に説明しています。より詳細に知りたい場合はウィキペディアなどを参照して下さい。
- 北海道
現在道州制特区の計画がある。二重行政の解消及び権限の委譲に主眼が置かれているが国と道の駆け引きが行われている。 - 東北地方
青森県・岩手県・秋田県によって2010年を目途に合併するという議論があったが、北海道新幹線の建設費などによる青森県の財政状況と関係して岩手県と秋田県が「道州制の際は東北6県で1つの州」と明言し、構想は流れた。福島県が北関東に入る可能性も残っている。 - 北関東・信越
埼玉県・茨城県・群馬県・栃木県に中部地方の長野県を加えて「北関東州」にして、さいたま市を州都にしようとの論議がある。が、長野県の代わりに新潟県を入れるというような案もあったりする為、予断を許さない状況にある。 - 南関東
千葉県・東京都・神奈川県・埼玉県であるが、山梨県や静岡県を加える案もある。また、関東は一体だ!と主張する人もいる。 - 富山県
富山県では道州制反対派が賛成派を倍以上上回っている(2007年8月)。 - 福井県
その位置から関西州や北陸州・関東信越州など議論されているが、嶺南地方の総意は関西州の模様。 - 中部地方
愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、長野県による「中部州」案がでている。 - 近畿地方
兵庫県知事や福井県知事は反対、京都府知事は慎重な立場である一方、橋下徹大阪府知事は比較的積極的。2008年夏には「関西広域連合」が設置され、文化的立場からか関西2府4県のほか福井県・三重県・鳥取県・徳島県もこれに参加している。 - 中国地方
5県による成立を目指していたが鳥取県が近畿ブロック知事会および関西広域連合に参加した為今後がどうなるかは不明。また特に広島市と岡山市が州都誘致に積極的で、これをめぐって論争が起きる可能性がある。 - 四国地方
四国4県を一つにするべきとの回答が70%を占めている。しかし有力な過密都市がないために州都誘致合戦の激化が予想される。 - 九州地方
九州7県を一つにする九州府構想がある。なお、山口県下関市と北九州市は「関門特別市」の準備を進めている。 - 沖縄県
単独での州への移行を目指している。
ちなみに
全ての県を東京都と同じ人口にしようとすると次の動画のようになる。道州制を包括する規模としては丁度いいかもしれない。
関連動画
関連項目
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