遠吠えとは、犬や狼などが遠くへ向かって長く鳴き声を上げることである。
概要
狼をはじめ、犬やジャッカル、コヨーテなどのイヌ科の動物によく見られる習性で、天を仰ぎながら長く尾を引くような独特な鳴き方のこと。
狼は、群れからはぐれた仲間を呼び戻すためなどに遠吠えをすると言われており、数キロ先にまで届くとか。
ペットとして飼っている犬の場合は、頻繁に遠吠えすることは少ないが、ストレスが溜まったときや、散歩に行きたいなど飼い主へ何かを要求するとき、また逆に嬉しくてテンションがあがったときなどに遠吠えをすることがある。
他にも、救急車やパトカーのサイレンに反応して遠吠えをする犬がいるが、これはサイレンの音が犬の遠吠えの周波数と似ているからだと言われている。
遠吠えを使ったことわざに「負け犬の遠吠え(犬の遠吠え)」(弱いものや臆病者が、面と向かっては何もせず、かげでこそこそと威張ったり、相手の悪口を言ったりすること)があるが、これは、弱い犬が相手から離れたところで、尻込みしながら吠え立てることからできた言葉である。
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関連項目
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