郡山市(こおりやまし)とは、福島県中通り地方にある中核市である。
概要
郡山市(2021年9月1日時点) | |
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面積 | 757.20km2 |
人口 | 326,352人 |
市の花 | ハナカツミ |
市の木 | ヤマザクラ |
隣接 市町村 |
福島県 二本松市 本宮市 田村市 須賀川市 会津若松市 耶麻郡:猪苗代町 安達郡:大玉村 田村郡:三春町、小野町 石川郡:平田村 岩瀬郡:天栄村 |
古くから物流拠点として栄えたらしいとされるが、江戸時代までには衰退し、二本松藩政時代は奥州街道の郡山宿がある程度の小さな在郷町だった。郡山盆地は雨も少なく水源も少ないため田んぼにできず原野が広がっていた。明治時代になり猪苗代湖からの安積疎水が開削され原野を農地とすることが可能になり、また発電などにも利用されるようになった。この安積の開発拠点として郡山が選ばれ、農業だけでなく工業も集積するようになり発展していく。
そして東北本線の郡山駅は北関東の中心都市・宇都宮と東北の拠点・仙台のちょうど中間に近い場所に位置していること、さらには平(現いわき市)方面、会津若松からさらに新潟方面にまで鉄路がつながったことにより郡山は更なる発展を遂げた。現在でも、郡山は東北地方をそれぞれ南北と東西に結ぶ交通路の交点となっており、鉄道は東北本線と磐越東線・磐越西線が郡山駅で、高速道路は東北自動車道と磐越自動車道が郡山JCTで、国道は国道4号と国道49号が亀田でそれぞれ交差接続。郡山JCTの存在、さらには郡山駅には東北新幹線が乗り入れ、近隣の玉川村には福島空港と高速交通が充実していることから、200km圏の東京とのアクセスもいいことから郡山は「陸の港」という通称もある。
現在は「陸の港」として内陸工業や流通をはじめとした経済が大きく発展。人口は福島市をしのぎいわき市と首位を争っており、周辺の都市圏人口は東北地方でも仙台に次いで2位という規模、1997年には東北地方初(当然福島市を差し置いて)の中核市となっている。特に経済力は福島市やいわき市を上回っており、民間放送局も福島市ではなく郡山市に本社を置いている局が3つ(福島中央テレビ、福島放送、ふくしまFM)ある。これらの性質から、市は福島市にある県庁を郡山に移すことを明治時代からの悲願としている。
音楽が盛んな街として知られ、2008年以降は「楽都郡山」というスローガンを掲げ、全国トップクラスを招いたコンサートなどが開かれたりしている。
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