この項目は、東京都交通局が保有・運行する「都営地下鉄新宿線」に関する記事です。それ以外の新宿線は、「新宿線」をご覧ください。 |
都営地下鉄新宿線とは、東京都交通局が保有・運行する新宿駅~本八幡駅を結ぶ都営地下鉄の鉄道路線である。
概要
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新宿駅から、京王電鉄と相互直通運転している。新線新宿駅から先は笹塚駅どまりの列車が大半だが、笹塚駅より先へ直通する場合には京王相模原線橋本駅、同高尾線高尾山口駅まで運転している。
都営地下鉄の4路線の中で唯一東京都以外の都道府県(千葉県)にも駅(本八幡駅)がある鉄道路線である。これは当初、本八幡駅から「千葉県営鉄道北千葉線(本八幡駅-新鎌ヶ谷駅-印旛松虫駅(印旛日本医大駅))」に直通する予定だったため。しかし、千葉ニュータウンの計画縮小によって、北千葉線の計画は凍結され、最終的には計画そのものが廃止となった。瑞江駅の通過線はこの北千葉線計画によって急行を運行することを想定して建設されたものである(実際に運行開始したのは全通から9年経った1997年である)。
また、東大島駅-船堀駅間は地上区間となっている(旧中川、荒川、中川を渡るため)。
利用者数は都営地下鉄の中で大江戸線についで多く、駅数は大江戸線・三田線に続いて3番目の数字である。
駅別の利用者数は、最多が新宿駅の25.7万人であり、これは都営地下鉄最多でもある。以下神保町駅(12.0万人)、馬喰横山駅(10.4万人)、市ヶ谷駅(8.3万人)と続く。最小は浜町駅で21,424人(都営地下鉄106駅中89位)。
都営地下鉄最長の10両編成の運転も行われており、東京を東西に運行する路線として中央・総武緩行線や東京メトロ東西線のバイパス的存在にもなっている。近年の利用者数はほぼ横ばい状態ではあるが、全列車10両編成化が行われている。
1978年、岩本町駅-東大島駅間の開業に始まり、1989年篠崎駅-本八幡駅間の開業を以て全線開通。
全区間でPASMOと相互利用可能な交通系ICカードが利用可能。
車両
また、京王電鉄からは、9000系(30番台)と5000系が乗り入れている。
歴史
- 1978年12月21日 岩本町駅-東大島駅間(6.8km)が開業。
- 1980年03月16日 新宿駅-岩本町駅間(7.3km)が開業し、京王電鉄(当時京王帝都電鉄)との相互直通運転開始。
- 1981年09月01日 京王車両による10両編成での運転を開始。
- 1983年12月23日 東大島駅-船堀駅間(1.7km)が開業。
- 1986年09月04日 船堀駅-篠崎駅間(4.9km)が開業。
- 1989年09月01日 篠崎駅-本八幡駅間(2.8km)が開業し、全線開業。
- 2007年03月18日 PASMO導入とSuicaとの相互利用開始。
- 2013年03月23日 IC乗車カード全国相互利用開始。
- 2010年06月01日 都営車による10両編成での運転を開始。
- 2013年03月23日 IC乗車カード全国相互利用開始。
- 2017年02月14日 10-300R形営業終了。
- 2018年02月11日 10-000形営業終了。
- 2022年08月10日 都営車による8両編成の運用を終了。
駅一覧
各駅停車は省略しました。急行停車駅は背景色が緑色です。*は待避可能駅。
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関連項目
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