都成竜馬(となり りゅうま)とは、将棋棋士である。1990年1月17日生まれ。宮崎県宮崎市出身。谷川浩司九段門下。棋士番号304。
棋歴
小学校5年生のときに、小学生将棋名人戦の決勝戦で1学年上の中村太地を破り優勝。奨励会入会直後は苦戦したものの、17歳で三段に昇段。たびたび好成績を残すもののなかなか四段昇段(=プロ入り)できなかった。2013年には新人王戦で三段としては史上初の優勝を達成。この優勝でルールが変わり、新人王戦で三段が優勝したら三段リーグの次点が与えられることになった。
2015年には新人王戦の牧野光則戦で343手の超長手数の末に敗れ、名局賞の特別賞を受賞。同年後期の三段リーグは、勝ち越せなければ年齢制限で退会という背水の陣となったものの、序盤から勝ち星を重ね、三段リーグ17期目でついに四段昇段を決めた。
プロ入り後、2期目の順位戦で8勝2敗の成績でC級1組に昇級。
2022年には、竜王ランキング戦で史上6人目となる5連続昇級で1組に昇級した。
棋風・人物
振り飛車党で、得意戦法は中飛車。横歩取りなどの居飛車も指す。奨励会時代から“都成流”、“都成新手”と呼ばれる新戦法や新手を多数考案している。
名前の漢字がすべて将棋に関係しており、将棋ラノベ『りゅうおうのおしごと!』の著者の白鳥士郎いわく「完璧な名前」。イケメンでもあり、三段時代から西遊棋のイベントなどで人気だったとか。
成績
昇段履歴
- 6級(2000年9月)・・・・・奨励会入会
- 四段(2016年4月1日)・・・三段リーグ1位による昇段
- 五段(2018年3月15日)・・・順位戦C級1組昇級
- 六段(2019年11月13日)・・・竜王ランキング戦連続2回昇級
- 七段(2021年3月25日)・・・竜王ランキング戦連続2回昇級
一般棋戦優勝履歴
- 新人王戦:1回(第44期-2013年)
優勝回数:1回
将棋大賞受賞履歴
- 第42回(2015年度) 名局賞特別賞
関連動画
関連項目
外部リンク
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