野島伸司とは、日本のテレビドラマ脚本家、作詞家、漫画原作者、その他のマルチライターである。
人物
作風としては、暴力、いじめ、障害者、自殺問題、近親相姦など、現代社会の暗部を独自の視点で鋭く切り取った作品を多く手がけた。またこれでもか!というほど登場人物に不幸の連鎖が襲ってくることにも定評がる。また過去にはほとんどの作品にレイプシーンがあったなど、過剰な映写も多い。
無名時代に脚本を執筆した『世にも奇妙な物語「死ぬほど好き」』は知名度ほど少ないが、ラストの後味の悪さは、世にもシリーズでトップ3に上がるなどファンには名作として挙げられている。
90年代の野島伸司作品は、軒並み高視聴率を獲得し、1993年の作品『ひとつ屋根の下』では最高視聴率37.8%を記録した。だが同時に『高校教師』や『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』のような問題作を多く執筆しているので、1994年以降、野島作品テレビドラマが「子供に見せたくない番組」ワーストランキングに入るようになった。
2000年代になってからは放送規制の波もあってかやや明るい作風にシフトしていったが、2013年に週刊少年サンデーの『NOBELU-演-』の原作を担当。当人は初めての漫画原作であるが久しぶりの問題作で相変わらずの作風を発揮していた。でもこれ少年誌で掲載していいのか?
主な作品
テレビドラマ
- 君は嘘をついた
- 愛しあってるかい!
- 時には母のない子のように
- フローズンナイト〜凍てつく真夏の夜〜 「私だけのあなた」
- すてきな片想い
- 世にも奇妙な物語 「死ぬほど好き」
- バレンタインに何かが起きる 「義理チョコに御用心」
- 101回目のプロポーズ
- 愛という名のもとに
- 高校教師
- ひとつ屋根の下
- この世の果て
- 人間・失格〜たとえばぼくが死んだら
- 家なき子(企画)
- 家なき子2(企画)
- 未成年
- ひとつ屋根の下2
- 聖者の行進
- 世紀末の詩
- フードファイト
- リップスティック
- 美しい人
- ストロベリー・オンザ・ショートケーキ
- ゴールデンボウル
- 高校教師
- プライド
- あいくるしい
- 薔薇のない花屋
- ラブシャッフル
- GOLD
- 理想の息子
映画
漫画原作
関連動画
関連商品
関連項目
- 野島伸司
- シナリオライターの一覧
- 伴一彦(野島氏をこの業界に誘い込んだ元凶恩師)
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