野月浩貴(のづき ひろたか)とは、将棋棋士である。1973年7月4日生まれ。北海道札幌市出身。勝浦修九段門下。棋士番号221。段位は現時点で八段。2018年度からB級1組で戦うなど、強豪棋士の一人。
棋歴
小学校6年生のときに小学生名人戦で優勝して、奨励会に入会。ちなみに同大会の3位には行方尚史、ベスト8には木村一基がいた。三段リーグの頃はNHK杯記録係を長く務めた。1996年に23歳で四段昇段(プロデビュー)。
1998年、早指し新鋭戦で久保利明を破り、優勝。2005年に順位戦でB級1組に昇級して七段に昇段。2017年に勝数規定によって八段に昇段した。
棋風・人物
相掛かりや横歩取りなどの激しい戦型を好む攻め将棋。中座真が初めて横歩取り8五飛を指したのをたまたま対局場で見て、優秀な戦法ということに気付きこの戦法が流行するきっかけをつくった。
対局の際、相手陣の一段目に手が届くか届かないかギリギリの後ろに座る。
その他
サッカー好き棋士の一人で、サッカーの戦い方のイメージを将棋に結びつけることもあるほどである。Twitterには頻繁にサッカーの話題が現れる。サッカー日本代表戦の観戦にも時折行っている模様。出身地の札幌市を本拠地とするコンサドーレ札幌のサポーターである。コンサドーレ札幌創設前は、横浜市に住んでいたこともあって、日産自動車サッカー部(現・横浜F・マリノス)のサポーターであった。
サービス精神旺盛な解説名人の一人である。女流棋士の山口恵梨子とは山口が小学生の頃からの知り合いの名コンビ。また、フットワークが軽く、東京で13時から仕事がある日の午前中に横浜のタイトル戦会場に顔を出したり、大盤解説を担当した第3回電王戦第3局では、3時間ちょっとの休み時間の間に解説会場から5キロほど離れた対局場まで往復し、解説会場で対局場の様子をリポートした。将棋連盟のYouTubeの動画担当でもあり、タノシソウダネの撮影を担当した。
2012年より、漫画『ナリキン!』(月刊少年チャンピオン連載)の監修を務めた。また、『りゅうおうのおしごと!』のアニメ版の将棋監修も務めている。
また、AbemaTVにおける将棋番組のプロデューサーを務めており、向こうでの解説も多い。ただ、それによってニコニコ生放送での解説に来なくなったわけではない(AbemaTVの将棋チャンネルとニコニコ生放送の将棋放送は専属契約ではない)。
英語もペラペラで、サンフランシスコにある支部の師範を務め、たびたび訪米している。
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
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