概要
もともとは演劇の道を志していたが、仲間の演技力の高さに圧倒されて諦める。日本映画学校に入学後は映画監督を目指し、ドキュメンタリー制作会社に入社。しかし自分は現場に向いていないと自覚したため、映像関連の仕事に関わる最後の目標として、脚本家を目指すようになった。[1]
フジテレビのヤングテレビシナリオ大賞に6年程シナリオを送り続け、『さよならロビンソンクルーソー』で第22回大賞を受賞。今作のドラマ化でデビューを果たした。[2]
その後はフジテレビで『ラッキーセブン』『主に泣いてます』などのフジテレビドラマ、『俺物語!!』『アイアムアヒーロー』『図書館戦争』など、漫画・小説を原作とする作品の実写映画を数多く手掛けた。原作ファンから厳しい目で見られやすい実写版でも、原作の補完をしつつ魅力を損なわずに作品を作り上げる手腕が評価されている。[3]2016年には、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が大ヒットし、EDの恋ダンスが社会現象となった。
2018年には『アンナチュラル』『フェイクニュース』『獣になれない私たち』の3本の脚本を手掛けた。いずれも野木のオリジナル脚本であり、特に『アンナチュラル』では法医学に焦点をあて、社会問題を絡めた緻密な脚本と、登場人物のユーモアのある掛け合いで人気を集めた。
作品
映画
ドラマ
- アンナチュラル
- 掟上今日子の備忘録
- 主に泣いてます
- 獣になれない私たち
- コタキ兄弟と四苦八苦
- さよならロビンソンクルーソー
- 重版出来!
- 空飛ぶ広報室
- 図書館戦争 BOOK OF MEMORIES
- 逃げるは恥だが役に立つ
- フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話
- MIU404
- ラッキーセブン
受賞
- 東京ドラマアウォード2016 脚本賞(重版出来!)[4]
- 第6回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞 脚本賞(逃げるは恥だが役に立つ)[5]
- コンフィデンスアワード・ドラマ賞 2016年 年間大賞 脚本賞(逃げるは恥だが役に立つ)[6]
- 第96回 ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(アンナチュラル) [7]
- 第11回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞 脚本賞(アンナチュラル)[8]
- VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2018[9]
- 東京ドラマアウォード2018 脚本賞(アンナチュラル)[10]
- 平成30年度(第69回)芸術選奨 放送部門 新人賞(アンナチュラル)[11]
- 第7回 市川森一脚本賞(アンナチュラル)[12]
- 第37回 向田邦子賞(獣になれない私たち)[13]
関連商品
関連リンク
関連項目
脚注
- *空飛ぶ広報室 スペシャル座談会 - TBSテレビ(2020年7月3日閲覧)
- *『ヤングシナリオ大賞』発表 大賞作は田中圭ら出演で12月にドラマ化 - ORICON NEWS(2010年11月19日)
- *ガッキーがかわいいだけじゃない! ドラマ『逃げ恥』に光る原作・脚本・配役・TBSの総合力 - マイナビニュース(2016年10月25日)
- *世界に見せたい日本のドラマ 『あさが来た』『赤めだか』がグランプリ - ORICON NEWS(2016年11月7日)
- *【コンフィデンスアワード・ドラマ賞】「逃げ恥」が6部門独占 新垣結衣は2度目の主演女優賞 - TOKYO POP LINE(2017年1月20日)
- *16年“最も質の高いドラマ”は『逃げ恥』~「年間ドラマ賞」で最多3部門受賞 - ORICON NEWS(2017年3月3日)
- *脚本賞 受賞結果 1位:野木亜紀子、アンナチュラル | 第96回 - ザテレビジョンドラマアカデミー賞 - ザテレビジョン(2020年7月4日閲覧)
- *“最も質の高いドラマ”に『アンナチュラル』~第11回「コンフィデンス」ドラマ賞で4部門を受賞 - ORICON NEWS(2018年4月27日)
- *中村アン・森星・松本穂香ら、色気たっぷり豪華ドレス登場 美の秘訣を明かす<VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2018> - モデルプレス(2018年11月26日)
- *東京ドラマアウォード2018:「おっさんずラブ」がグランプリなど3冠 田中圭が主演男優賞 吉田鋼太郎が助演男優賞 - MANTANWEB(2018年10月25日)
- *平成30年度(第69回)芸術選奨受賞者一覧
- *アンナチュラル脚本家、報道陣に「温かく見守って」 - 日刊スポーツ(2019年3月29日)
- *野木亜紀子氏が第37回(2018年度)向田邦子賞に決定! - PR TIMES(2019年4月2日)
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