『野生の島のロズ』(原題: The Wild Robot)とは、ピーター・ブラウンによる児童文学『野生のロボット』を原作とするアメリカ合衆国のアニメ映画である。
概要
野生の島のロズ The Wild Robot |
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基本情報 | |
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監督 | クリス・サンダース |
脚本 | クリス・サンダース |
音楽 | クリス・バワーズ |
総製作指揮 | ディーン・デュボア |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ(米国) 東宝東和/ギャガ(日本) |
公開 | 2024年9月27日(米国) 2025年2月7日(日本) |
上映時間 | 102分 |
映画テンプレート |
『シュレック』『カンフーパンダ』『ボス・ヘイビー』などで実績のあるドリームワークスと、『リロ&スティッチ』『ヒックとドラゴン』のクリス・サンダースがタッグを組んで製作した長編アニメーション作品。
人がいない動物だらけの島に漂着したアシストロボットのロズを主人公に、ロボットと野生動物のプログラムと本能を超える異種間の絆をエモーショナルに描く。
自然と親子愛をテーマにしたストーリーや巧みなアートスタイルなどが話題を呼び高い評価を受け、興行的にも大きな成功を果たした。水彩画のような美的表現を取り入れており、往年のディズニーアニメーション作品や宮崎駿率いるスタジオジブリ作品から影響を受けている。
この年のアニー賞では長編作品賞、監督賞、キャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞、声優賞、音楽賞、美術賞、編集賞、FX賞の9部門受賞という高い評価を受けており、アカデミー賞でも長編アニメーション賞など3部門にノミネートされている。
あらすじ
嵐によって野生動物だらけの無人島に漂着したユニバーサル・ダイナミクス社のアシストロボット・ロッザム7134ことロズは、ひょんなことから一個の卵を除いてガンの巣を破壊してしまう。
ロズは成り行きから嫌われ者のキツネ・チャッカリとともに卵から孵ったヒナのキラリを冬が来る前に飛べるよう育てていくうちにプログラムを超えた成長を見せる。
主なキャラクター
- ロズ 日本語吹き替え:綾瀬はるか
- ユニバーサル・ダイナミクス社が人々の生活をよりよくするために製造した最新鋭のアシストロボット。正式名称は「ロッザム7134」。都市生活に合わせたプログラミングをされながらも自分を必要とする人間がいない大自然に覆われた無人島に漂着してしまったことで苦労するが、様々な動物と交流を重ねていくうちに未知の世界に順応し始める。
- キラリ 日本語吹き替え:鈴木福(幼少期:濱﨑司)
- ロズが“消去した”巣に残っていた卵から孵ったカナダガンの子供。ひと際小柄で、出生のこともあって他のガンからはのけ者扱いされている。
- チャッカリ 日本語吹き替え:柄本佑
- 漂着してすぐにロズと出会った嫌われ者の狡賢いキツネ。当初はロズを警戒し、キラリを出汁にして美味しい思いをしていたが、二人と生活するうちに打ち解けていき、様々な知恵を伝授する。
- ピンクシッポ 日本語吹き替え:いとうまい子
- 6匹の子供を育てているオポッサムの肝っ玉母ちゃん。
- パドラー 日本語吹き替え:山本高広
- 無人島で一番大きな樹を削って倒そうとしているため島中の笑われ者となっているビーバー。不機嫌だが意外と親切。
- クビナガ 日本語吹き替え:千葉繁
- 渡り鳥のリーダーを務める、無人島で最年長のカオジロガン。他のガンとは違い、ロズとキラリを優しく見守ってきた。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
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