野間文芸新人賞とは、財団法人野間文化財団が主催する純文学系の文学賞。
概要
講談社を経営する野間一族の名前を冠する通り、実質的には講談社が仕切る賞。前身は戦前に野間文芸賞とともに始まった野間文芸奨励賞で、戦後長く中断したが、1979年に現在の名前で復活した(奨励賞時代は通算回数にはカウントされていない)。
対象は純文学の新進作家。芥川賞と違って単行本も対象となる。ベテランを対象とする野間文芸賞、児童文学が対象の野間児童文芸賞とともに野間三賞と呼ばれる。大衆文学における吉川英治文学新人賞とほぼ同じポジションだが、吉川新人賞が山本周五郎賞受賞作家を対象外にしているのに対し、野間新人賞は三島由紀夫賞受賞作家も候補対象。三島賞と同様、芥川賞作家は対象外のようだ。
純文学プロパー的には芥川賞より信頼のおける賞とされている(らしい)。
大百科に記事のある受賞作家
- 村上龍 (第3回 『コインロッカー・ベイビーズ』)
- 村上春樹 (第4回 『羊をめぐる冒険』)
- 町田康 (第19回 『くっすん大黒』)
- 島本理生 (第25回 『リトル・バイ・リトル』)
- 中村文則 (第26回 『遮光』)
- 西村賢太 (第29回 『暗渠の宿』)
- 円城塔 (第32回 『烏有此譚』)
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関連項目
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