金与正(キム・ヨジョン、きん・よせい)とは、朝鮮民主主義人民共和国の政治家。(1988~)
来歴
金正恩の妹様であり、金正日の四女。ニコニコではヨジョンちゃんと呼ばれていて人気が高い。私設ファンクラブがあるとかないとか。既婚者で子供がいるとされる。
1988年9月26日生まれ。1996年4月から2000年末までスイスのベルンにチョン・スンと名乗り留学。2007年頃金日成総合大学に入学。物理学を専攻する。2016年、朝鮮労働党第7次大会で同党中央委員会委員に選出、2017年、朝鮮労働党中央委員会総会で同党中央委員会政治局員候補に選出。2019年には朝鮮労働党中央委員会総会において同党組織指導部第一副部長に就任したとされる。
2020年頭頃から、金正恩氏は一部で死亡説がささやかれ、生きていても少なくとも重篤な状態にあると言われるような状態にある。少なくとも、公式の場に現れることは少なくなった。そこで、第4代目北朝鮮の指導者になるかもしれない人物が彼女である。以前から、平昌オリンピックの高官代表団を務めたり、兄と共に南北首脳会談に出席するなど政治の舞台に登場していたが、もし本当に正恩氏が再起不能なら彼女がトップになると目されていたが、韓国や日本のメディアやジャーナリストの邪推でありそのような空気はない(このことは後述の役職を見れば分かる)。
2022年8月10日開催、朝鮮中央テレビ11日報道の新型コロナウイルス感染症対応を受けて開催された全国非常防疫総括会議(4.25文化会館)で初演説し、肉声が公開された。
役職
2021年3月現在、朝鮮労働党宣伝扇動部副部長。以前は同部第一副部長で残念ながら事実上の降格とされる。それでも同党の内外への宣伝やプロパガンダ部門の偉い人の一人。日本人北朝鮮ウオッチャーにとって同部が掌握している政府の組織、朝鮮中央放送委員会(朝鮮中央テレビや朝鮮の声など放送メディアの運営者)などを通じて身近な幹部の一人かもしれない(いつもお世話になっております状態か)。以前は朝鮮労働党組織指導部副部長、朝鮮労働党政治局員候補であった。トップの親族であれ出世競争は大変なようだ。
人物
- スイスに留学経験あり。
- 金日成総合大学卒。大学では物理学を専攻していたリケジョ。
- 儒教圏である北朝鮮韓国は基本的に男尊女卑の国であり、女性の地位は低い傾向にある中で、女性がトップに立つというのは珍しいことである。一部では「女帝」「女王」と言われている。
- (新羅が韓国朝鮮史に含まれるかは議論のあるところではあるが)韓国朝鮮の歴史の中で見ても女王は少なく、史上3人しかいない。しかも新羅の時代である。(善徳女王、真徳女王、真聖女王。)奇しくも彼女たちの姓は「金」であり、真徳女王も美女として知られていたという。
- 「機動戦士ガンダム」のキシリア・ザビのような境遇、雰囲気から「北のキシリアさん」と言う人も。
- ネットの一部の界隈では「女王様」「美人」「かわいい」「兄貴はアレなのに」などと言われ、「踏まれたい」「女独裁者とか興奮する」「抜いた」などとヤバイ書き込みがなされている。2020年現在サジェストに「脚」「スカート」が出てくるくらい。お前ら最悪爆破されるから書くなよ!
関連動画
関連リンク
関連項目
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