「金子昇」(かねこ のぼる)とは、東映のスーパー戦隊シリーズ第25作「百獣戦隊ガオレンジャー」の「ガオレッド/獅子走」役などで知られる俳優である。
2011年時点で唯一、「スーパー戦隊シリーズ」と「ゴジラシリーズ」で主役を務めた俳優でもある。
概要
1974(昭和49)年10月18日生まれ。長崎県長崎市出身。
長崎総合科学大学附属高等学校でテニスに熱中する中、地元TV局のローカル番組の街頭インタビューに登場してTV初出演を飾った。
長崎総合科学大学工学部建築学科を卒業後、大阪に出て会社員として働いていた際に、ビートルズのデビューまでを題材にした映画「バック・ビート」を観た影響で役者を志し、1999年に俳優デビューを飾った。
その後もオーディションに挑戦を続け、2000年放映の平成ライダーシリーズ「仮面ライダークウガ」の主役「五代雄介」役に最終オーディションまで残るも落選した。
翌2001年放映のスーパー戦隊シリーズ「百獣戦隊ガオレンジャー」にて、栄光のレッドの系譜に連なる「獅子走(しし かける)/ガオレッド」役を演じ、動物の思いを理解するガオレンジャーのリーダーにして、あらゆることを「俺は獣医だー!」の一言で解決する熱血漢を好演し、前年放映の「仮面ライダークウガ」から顕著になった新たなファン層である主婦層の絶大な支持をうけるイケメンヒーローとなった。
※ガオレンジャー出演時はメンバー中最年長の26歳で、放映中に結婚している。
2002年には、「浅田弘幸」作のバスケットボール漫画を原作にしたOVA「I'll/CKBC」にて、主役の「立花茜」の声を演じ、アニメ初挑戦で初主演を飾った。
2003年には、長編映画初主演作にあたるゴジラシリーズ「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」にて主役の「中條義人」を演じ、メカゴジラこと「機龍」の心を理解しゴジラと最終決戦を行った整備士という、ガオレンジャー同様、人間ではないものとのコミュニケーションがとれる役を好演し、スーパー戦隊シリーズとゴジラシリーズの両方で主役を演じた最初の俳優となった。
2005年には、TVドラマ「瑠璃の島」で、「竹野内豊」演じる「高原信」の偽名で、事故で美容師の仕事が出来なくなった事を苦にして自殺した「川島達也」や、「嬢王」ではQ-1を主催するキャバクラ等を経営する社長「西崎達也」を演じ、劇場用映画「魁!!クロマティ高校」では「北斗武士」役や、映画「クラッシャーカズヨシ」にて、主役のカズヨシ(酒井一圭)を「ブラック」と呼ぶ永遠のライバル「世紀末獅子ノボルオウ」を好演した。
※「世紀末獅子ノボルオウ」の「ブラック」ネタ、酒井一圭がガオレンジャーでガオブラックを演じた事に由来する。
2006年には、TVドラマ「夜王~YAOH~」にて、歌舞伎町四天王の一人でホスト界の頂点に立とうと目論む野心家「一ノ瀬優」役を演じ、2008年には、「沢口靖子」主演の鉄道捜査官シリーズ第9話「会津鉄道車窓に広がる殺人風景!」より新人鉄道捜査官「立花広太郎」役で出演している。
2009年には、TVドラマ「ママはニューハーフ」にて、主役の「大熊岩太郎」を演じて、TVドラマ初主演を飾ると共に、初のニューハーフ役を好演した。
2011年には、稀代の雀ゴロ「安斉雅」の生き様を描いた麻雀漫画を原作とした「麻雀群狼記ゴロ」で主役の「安斉雅」を演じた他、「海賊戦隊ゴーカイジャー」にて、数年振りにスーパー戦隊シリーズに「獅子走」役でゲスト出演した(「俺は獣医だ」のお約束付きで)。
主な出演作品
「獅子走/ガオレッド」役
主演作品
主演作品(アニメ)映画 |
TVドラマ |
※その他の出演作品については wikipediaの関連項目参照
関連コミュニティ
関連項目
関連人物
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百獣戦隊ガオレンジャー |
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