金沢県とは、わたしたちの心の中に存在する県である。全国に住むほとんどの人が、中部地方北部、北陸地方の半島が出っ張っている県を『金沢県』と呼ぶ。
例)『え?これは金沢県ではないのですか?』『金沢県ってここじゃないでしょうか(指の指しているところは富山県)』『金沢県ならわかりますけど、石川県ってどこですか?』『ああ、松井の住む金沢県ね(金沢市でもなく根上町でもなく能美市である)』
歴史
- 1871年7月 廃藩置県により、以下2県が成立
金沢県・・・旧加賀藩領
大聖寺県・・・旧大聖寺藩(加賀藩の支藩)領
(富山県・・・旧富山藩(加賀藩の支藩)領、本保県・・・旧白山麓天領及び越前国天領) - 1871年11月 金沢県と大聖寺県を一旦廃止 改めて以下3県が成立
金沢県・・・白山麓地域を除く加賀国全域
七尾県・・・能登国全域+越中国射水郡
新川県(現在の富山県)・・・射水郡を除く越中国全域
(足羽県・・・白山麓地域及び現在の福井県の一部) - 1872年2月 金沢県庁を石川郡美川町に移転 県名を「金沢県」→「石川県」に改称
- 1872年9月 七尾県を解消 越中国射水郡は新川県に、能登国は石川県に編入
- 1872年11月 足羽県より白山麓地域を石川県に編入
- 1873年 県庁を金沢町(現在の金沢市)に移転 県名は「石川県」のまま変更せず
関連項目
- 5
- 0pt