鈴木大介(すずき だいすけ)とは、将棋棋士兼プロ雀士である。1974年7月11日生まれ。東京都町田市出身。大内延介九段門下。棋士番号219。雀士としては日本プロ麻雀連盟所属。
概要
1986年奨励会入会。
1992年に三段リーグに参加となり、4期目となる1994年前期に14勝4敗でプロ入りとなった。
三段リーグ時代は結構遊んでいたようだが、4期で昇段できているあたり、才能の塊と言えよう。
1999年には竜王戦で藤井猛竜王への挑戦権獲得(1-4で敗退)とNHK杯優勝を達成。
2002年度のB級1組順位戦で2位となり、A級順位戦に昇級して3期在籍。
2008年度にA級に復帰するも今度は1期で陥落となった。
将棋漫画「ハチワンダイバー」の将棋監修を務め、ストーリーに合った実戦の棋譜を選び出したり、自身でオリジナルの棋譜の制作もしている(参考)。また、上記の石田流の新定跡も漫画内で登場している。さらに作中の主人公の師匠「鈴木八段」のモデルとしても登場している。
2017年5月29日から日本将棋連盟の常務理事を務めている。
人柄とトークの旨さからか、数々のイベントで前面に出ることが多い。
2023年6月に退任予定。
2023年5月11日、5月5日付での日本プロ麻雀連盟への入会が発表された。史上初のプロ棋士とプロ雀士の二刀流に挑戦する。将棋でも順位戦B級2組、竜王戦2組で奮闘しているさなか、これらと並行してプロリーグ鳳凰戦などもこなす模様。
さらにはMリーグ参戦にも意欲を示しており、「Mリーガー鈴木大介九段」爆誕の可能性も生まれた。
人物
木村一基、近藤正和とともに「将棋界のおしゃべり三羽烏」と呼ばれていた時代もあり、非常によく喋ることで有名。
尊敬している棋士に先崎学九段を上げており、先崎九段が羽生世代に負けると悲しいと上げていた。
先崎九段がうつ病の闘病時を支えた一人でもある。
弟子に梶浦宏孝がおり、「カジー」と呼んで親しく付き合っている。
また、永瀬拓矢ともまるで師弟のような関係を築いており、後輩の面倒見が良いようだ。
趣味のひとつに麻雀があり、一時雀鬼会に所属していたことがある。度々テレビの麻雀番組などでプロ雀士との対局をみせていたが、「麻雀最強戦2019」では遂にグランプリ優勝、最強位の座に輝いた。将棋を差し置いて本人初の大型タイトル獲得である。
その後は著名人卓ではなく普通にプロ雀士卓について最強戦を戦っており、2022年度は最強位決勝卓準優勝と惜しいところまで来ていたところ、将棋連盟理事退任を機に本当にプロ雀士への道を歩み始めた。
棋風
振り飛車党で、三間飛車・四間飛車・中飛車いずれも指す。相振り飛車も得意としている。
三間飛車では石田流の超急戦の新定跡を編み出したり、中飛車ではゴキゲン中飛車の戦い方を発展させた一人として知られる。
タイトル・棋戦優勝歴
1996年度 | 第15回早指し新鋭戦 優勝 |
---|---|
1999年度 | 第49回NHK杯 優勝 |
2019年度 | 麻雀最強戦2019 優勝=最強位1期 |
関連動画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt