鈴熊とは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん~艦これ~』に登場するキャラクター(艦娘)である鈴谷と熊野のコンビを指す語である。
概要
最上型重巡洋艦3番艦の鈴谷と、4番艦の熊野が並んで描かれ、かつ二人の間柄が親密な描写を指す場合によく用いられる。
艦娘としての鈴谷・熊野の詳細、ならびにそれぞれのモデルとなった軍艦の詳細はそれぞれの記事を参照。
いわゆる百合カップリングタグの一つであり、艦これにおいて他に用いられているものとしては大北(大井・北上)や赤賀(赤城・加賀)、ちとちよ(千歳・千代田)などが挙げられる。
「親密」度については、ゆるいものから非常にガチなものまで存在するので、その類のものが苦手な人はその点に留意して検索されたい。
同じ最上型(設計変更がなされたため2隻は改最上型、あるいは鈴谷型と呼ばれることもある)重巡洋艦ではあるが、
- 今どきの女子高生の性格を落とし込んだようなギャルっぽいフランクな人当たりと高雄型にも匹敵する胸部装甲な鈴谷
- 「神戸生まれのお洒落な重巡」を自称し、いかにもお嬢様然とした口調や性格と慎ましい胸部装甲な熊野
しかし、当人たちは違和感なく付き合っている様子であり、好対照に映る二人を仲睦まじく描いた二次創作がpixivやニコニコ静画などで多く見られる。
最上型重巡洋艦が設計段階では「軽巡洋艦」と分類されていた(経緯については長姉の記事を参照。)からか、他の型の重巡洋艦娘よりも若い見た目で描かれているため、仲の良い二人のツーショットはさながら年頃の女友達の二人にも見えよう。
一方で史実的な背景や他艦娘たちのセリフなどから双子や姉妹であるという解釈も存在し、姉妹としてみた場合は3番艦の鈴谷が姉で4番艦の熊野が妹という扱いが圧倒的に多い[2]。
ここまで、二次創作ベースであるという説明をしたが、月刊コンプティークにて連載中の漫画『艦隊これくしょん-艦これ- side:金剛』で、鈴谷と熊野が布団の上でじゃれ合うという非常に百合百合親密なシーンが描かれ、公式からも鈴谷と熊野は仲の良い二人と認知されているようである。 いいぞ、もっとやれ。
また、電撃大王では二人が主人公となる「艦隊これくしょん-艦これ- 止まり木の鎮守府」が連載されており、第一話と最新話を無料で読むことができる。
しかし、残念ながらゲームの通常聞けるセリフの中では、鈴谷が装備を換装したときの台詞[3]にしか、互いに言及するようなものは存在しない[4]。はよ、改二はよ。
大いに脚色がされているように見える二人の関係であるが、史実を振り返ってみても鈴谷、熊野の両巡洋艦の就航日は同日であり、熊野が第二艦隊第七戦隊の旗艦を務め、鈴谷はその僚艦としてサマール沖海戦で熊野から旗艦の座を引き継ぐまで、共に数々の死線をくぐり抜けてきた。
史実でも鈴谷と熊野は、姉妹でもあり肩を並べ、背中を預け合った戦友であったのだ。
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 艦隊これくしょん-艦これ- 止まり木の鎮守府(鈴熊が主役の商業誌連載漫画)
- 最上型重巡洋艦
- ブリドカットセーラ恵美(鈴谷・熊野のCVを担当している)
- 百合
- 艦これの関連項目一覧
- 大北
- 天龍田
- 加古鷹
脚注
- *改造して航空巡洋艦になると、二人とも装甲が増量しているように見える。とはいえ、二人の差は縮まっていないどころか離されているような……
- *上述されている設計の変更によって3番艦である鈴谷の着工が遅れてしまい、4番艦の熊野と同時に建造が始められた。双子という解釈はこの説が有力だとされる。この関係は金剛型戦艦における「榛名」と「霧島」に近い。
- *「おおぅ、これで熊野にゃ負けないねぇ」
- *2015年初夏&夏真っ盛りボイスとして、期間限定ながら互いに言及するセリフが実装された。
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