鉄道博物館とは、埼玉県さいたま市大宮区大成町にある、鉄道に関する展示などを行う博物館である。通称:鉄博(てっぱく)。JR東日本傘下の公益財団法人東日本鉄道文化財団が運営している。
概要
秋葉原にあった交通博物館から老朽化などの理由により移転し、2007年10月14日の「鉄道の日」にあわせて開館した。大人:1330円、小中学生620円、幼児310円(3歳以上)。2023年12月14日現時点で本館リニューアル工事の関係から、2024年4月1日(入館料・個人)より大人:1600円、小中学生600円、幼児300円(3歳以上)に変更される。
館内は、鉄道のことについて分かりやすい解説がある。実際に、「ミニ運転列車」というものがあり、実際の信号方式にあせた運転の体験が出来る。また、交通博物館での目玉であった巨大レイアウトや、運転シミュレーターもある。全てをじっくり見ていたら1日では足りない、と思う。
休日等(お盆、年末年始、長期休暇等)は非常に混雑するため、一番人気のシミュレーターは他の展示を見た後で、などと考えずに真っ先にすっ飛んでいくことをお勧めする。
アクセス
開館日にあわせて大成駅から駅名を変えたニューシャトル鉄道博物館駅からすぐ。
大宮駅から歩いても、15分ほどでたどり着く。
館内の鉄道路線
ミニ運転列車
駅名 | 設備 | 備考 |
万世橋駅 | 3面4線 | ドア開きます。汐留駅寄りの階段が入口、両国橋駅寄りの階段が出口階段です。 |
汐留駅 | 2面4線 | ドア開きません。 |
飯田町駅 | 1面2線 | ドア開きません。 |
両国橋駅 | 2面4線 | ドア開きません。 |
ミニシャトル
駅名 | 設備 | 備考 |
博物館中央駅 | 1面1線 | - |
博物館北駅 | 1面1線 | - |
運転シミュレーター
SLシミュレーター以外は予約不要、無料。使用している映像は全て実写である。京浜東北線と高崎線はCGの映像を使用していたが、2009年4月29日から実写になった。
SLシミュレーターの筐体は秋葉原の交通博物館に展示されていたD51 426の運転台部分のみを切り離して使用している。なお切り離された前面部分は鉄道博物館の玄関前の展示スペースに展示されている。
運転できる路線・車両
路線 | 車両 | 区間 | 備考 |
---|---|---|---|
山手線 | 205系 | 大崎→東京→田端の内回り | 映像は1987年(昭和62年)当時のもの 旧型ATC・動揺制御装置搭載 |
京浜東北線 | 209系 | 大宮→田端の南行 | 映像は2008年(平成20年)当時のもの デジタルATC搭載 |
高崎線 | 211系 | 大宮→籠原の下り 15両編成 |
映像は2008年(平成20年)当時のもの ATS-P搭載 |
東北新幹線 | 200系 | 運転区間は様々 | ATC搭載。地震が起きることがある。 |
釜石線 | D51 | 花巻→似内→新花巻 岩手二日町→綾織→遠野 |
SLシミュレーター(有料500円、要予約) ルートは2種類から選択。動揺制御装置搭載。 |
展示車両
蒸気機関車
電気機関車
ディーゼル機関車
客車
電車
- ハニフ1形客車(デ963形電車)
- ナデ6110形電車(ナデ6141号電車)
- クモハ40形電車
- クモハ101形電車(101系電車)
- クハ181形電車(181系電車)
- クハ481形電車(485系電車)
- モハ484形電車(485系電車)
- クモハ455形電車(455系電車)
新幹線電車
気動車
貨車
御料車
関連動画
関連項目
関連外部リンク
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