鉄鍋のジャン(てつなべのジャン)とは、『週刊少年チャンピオン』で連載されていた料理漫画である。作者は西条真二(監修:おやまけいこ)。
概要
『週刊少年チャンピオン』にて1995年から2000年まで連載。全27巻、文庫版全13巻。続編に同じく『週刊少年チャンピオン』にて2006年から2008年まで連載された『鉄鍋のジャン!R 頂上作戦』がある。こちらは全10巻。
また、それぞれの続編となる『鉄鍋のジャン!!2nd』が『月刊ドラゴンエイジ』にて2017年2月号から2020年1月号まで連載された。単行本は全7巻。
スピンオフ作品として漫画雑誌『近代麻雀』にて2015年9月1日号から2019年1月1日号まで、『鉄牌のジャン』(後に「鉄牌のジャン! VR』)という作品が連載される。単行本は全7巻+全3巻。
また「鉄鍋のジャン!五行クンの楽しい香港生活」がヤングドラゴンエイジにてVol.2からVol.10まで連載された。単行本は全3巻。
極悪非道な性格をした主人公「秋山醤」がありとあらゆる手段を使って敵料理人や審査員を打ち倒していく。
マジックマッシュルームを使った幻覚作用のあるスープや、相手の料理を不味く感じさせる料理を出すなど、普通の料理漫画なら悪役しかやらないような手段も平気で使う主人公という破天荒さで読者を驚かせた。
その一方で、敵となる料理人や審査員も主人公に負けず劣らず極悪な者が多く、料理人の命とも言える腕をいきなりへし折ったり、私情で審査を拒否したりしてくる。
正式なタイトルは「鉄鍋のジャン!」だが、ニコニコのタグでは「鉄鍋のジャン
」の方が使われている。
キャラクター
- 秋山醤(あきやま ジャン) CV:戸谷菊之介
- この作品の主人公。
かつて“中華の覇王”と謳われた秋山階一郎の孫であり、幼い頃から虐待同然の修行によって料理の技術を叩き込まれてきた。
「料理は勝負」が信条で、料理勝負に勝つためならば文字通り手段を選ばず「スプリンクラーを作動させて他人が作った料理を水浸しにする」「冷凍庫の中で凍死寸前になりながらもやしの中に鮫のすり身を注入」など常識外れの行動を平然と取る。
また自分に負けた相手を罵倒したり土下座を強要したりと徹底的に貶めようとする。
一方で自分に敵意を持たず友好的に接してくる者には比較的甘く、客に美味い料理を食わせるという点だけは一切ブレない誠実さも持つ。
過激な行動ばかりが目立つものの、彼の作る料理はしっかりとした基礎に裏打ちされたものばかりである。 - 五番町霧子(ごばんちょう きりこ) CV:長谷川育美
- この作品のヒロインで、「料理は心」が信条。
自分とは正反対の考えを持つジャンとは犬猿の仲であり、しょっちゅう言い争いやら暴力行為やらをしているが本心では彼の事を認めている。 - 小此木タカオ(おこのぎ タカオ) CV:天﨑滉平
- 醤の同僚であり、彼が心を許す数少ない人物。
料理の腕はイマイチなものの、それを自覚しているが故に不要なプライドを持たず、既製品に頼ったり他人の料理をマネしたりとジャンとは違った方向で手段を選ばない人物。
発想力は高く、蟹クリーム入り春巻きやチョコレート回鍋肉などの斬新な料理で高い評価を得ることもある。 - セレーヌ・楊(ヤン)
- 香港人の父親とフランス人の母親を持つハーフの女性。生まれも育ちも神戸のため、神戸の言葉で喋る。
中華料理にフランス料理の技法を取り入れた「ヌーベル・シノワ」という料理を作る。
「料理はコテコテ」が信条。気さくで明るいチャキチャキした性格。
神戸の中華料理店「シードラゴン」で働いていたが、第1回全日本中華料理人選手権大会で醤・霧子と決勝を争った後、五番町飯店に入ってくる。「R」では再び「シードラゴン」に戻っていた。 - 五番町睦十(ごばんちょう むつじゅう)
- 霧子の祖父であり、かつて“中華大帝”と称されていた程の料理人。
現在は日本最高の中華料理店である五番町飯店のオーナーをしている。
ジャンの祖父である階一郎とはライバルだった。 - 五番町弥一(ごばんちょう やいち)
- 五番町飯店総料理長であり霧子の叔父。
作中屈指の人格者であり、ジャンの過激な行動には呆れているものの料理の腕はちゃんと評価している。 - 李考英(リ・コウエイ)
- 五番町飯店司厨長。香港出身。
弥一と同じく作中の良心であり、ジャンに「相手のことを考えるようにすれば、もっと良い料理になる」と諭そうとしたこともある。 - 大谷日堂(おおたに にちどう)CV:天田益男
- 料理評論家であり、ジャンの宿敵にしてシリーズ通してのメインヒロイン。
「神の舌」と称されるほどに確かな味覚を持っているが性格は劣悪であり、私情で低い点数を入れたり審査拒否したりする。 - 佐藤田十三(さとうだ じゅうぞう)
- Rより登場。十三龍のトップにして、バートリー・フーズ社長のエリザ・バートリーに仕える執事。
サプリメント頼りの荒んだ食生活だったエリザに食への興味を持たせた、腕利きの料理人。最近は執事稼業のために存分に料理ができない状況にある。
「料理界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」などの異名を持ち、栄養学や物理学などあらゆるジャンルに精通した学者でもある。
関連動画
関連静画
TVアニメ
2025年12月にTVアニメ版の製作が発表された。原作1作目の連載終了から26年後の2026年7月より、テレビ東京系列にて毎週日曜日17時30分より放送開始予定。まさかのテレ東日5枠である。
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https://twitter.com/tetsujan1995/status/2000484552641532060
アニメーション制作は『アイドリッシュセブン』のTVシリーズを手掛けるTROYCA。監督は『アルドノア・ゼロ』『オーバーテイク!』を手掛けた、TROYCAの取締役・あおきえい。シリーズ構成を『暗殺教室』の上江洲誠が担当する。
連載開始から20年以上が経過した作品のアニメ化であり、令和時代のコンプライアンスに引っかかるような演出も多い原作を何処までアニメで表現出来るか、という部分にも注目が集まっている。なお、PVにおいては「こんな’’お行儀のいいだけの物語’’ではありません」と注釈を入れている。
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