銀河獅子伝(ぎんがししでん)とはLiN製作のフリーゲーム。ソフトウェア版が2作、CGIゲームが2作ある。
ソフトウェア版の概要
銀河獅子伝はHSPによって製作された戦略級RTS(リアルタイムストラテジー)。最初の作品が公開されたのが01年という時期もあり、当時の日本としては珍しいRTSの作品として人気を博した。スペースオペラもののゲーム自体はいくつか存在したが、RTSはほぼ存在してなかったと言ってもいい。戦術級RTS(リアルタイムシミュレーション)のりべいす(Rebellion・Istuooll)と並んで強い存在感を放っていた。
ただSLGの要の拡張性に欠けることがあり、攻略法も限定されがちなのが欠点と言える欠点だった。
ソフトウェア版のゲーム内容
プレイヤーは銀河にいくつかある国家の中から1つを選び、自分以外のすべての勢力を打ち倒せばクリアとなる。方法は艦隊を編成して敵の惑星を占領することのみで、外交などのオプションは存在しない。要素としては武将と惑星ステータスと艦隊が基本となる。武将を惑星へと移動させ、開発力や生産力を増強させ、得られた資金で艦隊を編成し、敵の惑星を攻撃し占領する。
艦隊は1名から3名の武将によって編成される。所有できる艦の数は武将の階級によって決まり、最低500隻(少尉1名の場合)から最高13,000隻(皇帝1名元帥2名の場合)になる。艦は8種類あるが、1つの艦隊は1つの種類でしか編成できない。種類同士に相性のような関係は無く、単純にステータスのみで差別化されている。
惑星と惑星は決められたルートでつながっている。艦隊を派遣すると、そのルートをリアルタイムで進んでいく。その進路上で敵艦隊と遭遇した場合、そこで戦闘が行われる。敵の惑星に到達した場合、敵の艦隊が駐留していれば自動的に迎撃に出て戦闘となる。派遣する際に攻撃目標を「防衛艦隊」「惑星」に設定していた場合、艦隊を無視してそれらの攻撃を行う。惑星のHPをゼロにすると、占領したことになる。基本はこれを繰り返しである。
続編の異なる点
続編の銀河獅子伝-弐-では基本的なシステムは変わらないものの、艦隊のシステムが大きく刷新された。
まず種類が8種類から3種類へと減り、互いに相性の関係が加わった。同時にパラメータも廃止され、小型中型大型の区分に再編された。艦隊を編成する武将も最大2名と減少した。
また同作では惑星と惑星をつなぐルートが廃止され、マップを自由に進めるようになった。さらに射程の概念も加わり、戦術級の戦闘へとシステム自体が変化した。この取り組みは2008年時点でもあまり見られない画期的なものであり、独特のシステムとなった。
前作では惑星のすべてのパラメータを最高にすることが可能だったが、本作では合計数値に制限が加えられ、万能型の開発が不可能となった。
まったく新しい機能としては、キャラクターメイキングと新国家設立が追加された。
作品一覧
関連動画
関連項目
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