銀魂 THE FINALとは、『銀魂』の劇場版第3弾にして最後のバカ騒ぎである。
概要
2019年3月3日の『銀魂 銀(しろがね)祭り2019(仮)』にて、完全新作制作決定の発表とPVが公開。
その後、劇場版第3弾(おそらく最終作「ホントに最後!!!」)の『銀魂 THE FINAL』が2021年1月8日公開に決まった。相変わらずの世相を反映した「銀魂らしさ」は健在であった。
あの話題作に「全集中」で乗っかり
『銀魂 THE FINAL』の公開をあとひと月後に控えた2020年12月、公開第一週目の入場プレゼントが発表された。それは『空知英秋書き下ろし「炭治郎&柱イラストカード」』。炭治郎と柱という言葉から考えられるのはあの作品、そう『鬼滅の刃』しかないわけである。普通なら露骨な乗っかり商法に非難の一つも出そうなものだが、そこは既に危ない橋どころじゃない超危険地帯をわざと渡りまくってきた銀魂である。逆にファンからは「さすが銀魂」と称賛され、SNSでトレンドとなってしまうほどだった。
内容については、2020年12月9日現在まだ発表されていないが、「炭治郎と柱のコスプレをした銀魂キャラ」「炭治郎と柱じゃない!桂だ!」「炭治郎が柱(木材)を持ってるんじゃ」「カマド・タンジェロと桂だ」「いや、ガチで空知英秋先生作画の炭治郎と柱たちかも知れない」などと、ファンの間では諸説が飛び交っている。いずれに転んでも話題になるのは間違いないあたり、隙がない状況である。さすが銀魂。
…と思っていたところ、同年12月19日にアニメ銀魂の公式アカウントでツイートが行われ、一部の絵柄(竈門炭治郎、煉獄杏寿郎、胡蝶しのぶ)が公開された。なんと、イラストはまさにガチの空知氏の絵柄によるシリアス絵の炭治郎たち。絶対おふざけで外してくると読んでいたファンたちの度肝を抜いた。ただし、作品名ロゴがよく見ると「鬼魂の刃」となっており、そこには「きんたまのやいば」のルビが振られていた。やっぱりおふざけが入っているのは実に銀魂らしいと言うか。
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https://twitter.com/gintamamovie/status/1340205267821027328
なお、公開と共に残りの絵柄も明らかになり、やはりガチのシリアス絵による柱たちが描かれているそれは圧巻であった。ただ、最後の一人…悲鳴嶼行冥を除いては。
なんと、悲鳴嶼行冥のみが「銀さんによる柱のコスプレ」つまり中の人ネタ絵柄というオチなのであった。結局おふざけで終わることにはなったが、他の柱たちのクオリティの高さは大いに話題となり、絵柄を当てた観客たちの間でSNSは報告会の様相を呈したのだった。
余談・小ネタ
前述の便乗商法が功を奏したのか、公開するや否や興行収入と動員で13週間首位を走り続けた「鬼滅の刃 無限列車編」を制して首位となる『記憶』に残る事となった。
2020年4月に死去した声優藤原啓治が演じた服部全蔵は本映画に出演する為その動向が注目されたが、「さらば真選組」にて退場した佐々木異三郎を演じた森川智之が後任となった。
これまで版権元に真っ向から喧嘩を売るかの様なパロディ、楽曲流用の大盤振る舞い故に円盤からはカット(差し替え)を繰り返してきた結果、「地上波が完全版」と揶揄されてきた本作。でも今回は予め関係各所から許可を取り付けており、劇場で見逃した人やもう一度自宅等で円盤から観る人も、劇場での鑑賞と寸分たがわぬ作品を味わうことが可能となった。
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