錦木千束(にしきぎ ちさと)とは、オリジナルアニメ『リコリス・リコイル』の主人公。
プロフィール
概要
喫茶リコリコの自称看板娘であり、いつも笑顔のニコニコガールであるが、実は史上最強のリコリスとして10年前の旧電波塔事件を一人で解決したという凄腕[1]であり、リコリス達にとっては憧れの存在。ただし本人はそれについてははぐらかしている。曰く「でも結局壊れちゃってるしね。優秀なリコリスはDAにいる人だと思います」
喜怒哀楽が激しく、思ってることは顔によく出る。ただしベテラン故の冷静さはあり、4話にて私服姿で銃を取ろうとしたたきなを止めている。
『命を大事に』をモットーにしており、DAは基本敵対した者は命令なければ殺すというのが基本方針であるが、彼女は非殺傷弾を使い敵対したものでも無力化に留め、負傷した場合は応急処置すらする。そして犯罪者の後処理は最後にかならず殺されるDAではなくクリーナーという民間の組織に依頼する。[2]
この方針を貫いている理由は『他人の時間を奪うのは気分がよくない』とのこと。
このスタンスについて他のリコリスたちには甘ちゃんと揶揄されることもあるが、逆に言えば彼女には不殺の信念を守れるほどの技量が備わっているということであり、上層部も渋々ながらも優秀なのは誰もが認めるものであるためかその行いを例外的に黙認している。DA本部の楠木司令も彼女のことは優秀と断言していた。
アラン機関の吉松シンジからは殺しの天才と目され支援されているが本人はそれを知らない。そしてそのシンジが支援者であることも知らず、「探し出して礼を言いたい」と考えた故にDA本部から出たらしい。
戦闘能力は高く、まず回避能力は近距離から放たれたアサルトライフルの掃射が1発も命中しないという蹴撃の貴公子か新宿の種馬と同じくらいかそれ以上の能力を発揮しており、戦闘時ではない際でもたきなが輪ゴムを千束に向けて放った際にも回避するなどもはや英霊の矢避けの加護並である。射撃能力はC.A.R.システムを多用しつつ、格闘を織り交ぜている。回避能力によりそれで近づき、至近距離でゴム弾を放ち無力化するというのが彼女の基本戦術。場合により拘束具も使用する。
これは彼女の使用する弾が遠距離だと当たりにくいということもある。
また、前述の回避能力の応用かじゃんけんに関しても筋肉の動きで最初はグーしたあとの動きをすぐに見抜いて必ず勝つという能力もある。ただし弱点もあり、目を潰された場合は彼女でも回避が不可能になることやじゃんけんでも最初はグーをせずに一発勝負でじゃんけんをすれば勝てる確率が増加する(ただし、二回目以降は見抜かれる)等、完全無敵とは当然ながら言えない。
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この項目は、物語の重大なネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
実は彼女の心臓は鼓動音が一切しない人工心臓となっている。これを提供したのはアラン機関の吉松シンジであり、昔より彼女は才能があったものの先天性心疾患を患っており、当時からして半年の命であった。そこへ教官のミカが吉松に千束のことを売り込み、人工心臓が取り付けられた。だかこの心臓は耐久性に問題がありせいぜい20年が限界であり、それに関しても千束は認識していたが、9話において吉松の指示で秘書の姫蒲が彼女の心臓に高電圧を流し込み、充電不可能の機能不全に追い込まれ、幸い充電直後であったことから即座の死亡はなくなったもののもって2ヶ月の命となってしまった。
その後、たきなやクルミたち仲間は新たな人工心臓を吉松から奪って千束の命を永らえようとするが、「奪った心臓で生きながらえてもそれはもう自分ではない」と千束は従容と死を受け入れようとする。千束とテロリスト真島の最終決戦の最中、吉松はミカの手によって倒され、結局新たな人工心臓が埋め込まれた千束は命をつなぐことになった。
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
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