錦鯉(にしきごい)とは、鯉の変種である。
曖昧さ回避
- 錦鯉(ベーシスト) - 「演奏してみた」で活躍中のエレクトリックベース奏者。
- 錦鯉(お笑いコンビ) - 長谷川雅紀と渡辺隆からなるお笑いコンビ。
概要
鯉を観賞用に飼育改良された品種である。金魚に似ているが、フナとコイは分類上完全に別種。ヒゲが生えており50~60cm成長し、色彩や斑点が美しい。
時代は古く、中国の西晋の時代に色の付いた鯉がいたとされ、古代日本でも『日本書紀』に景行天皇や推古天皇の時代に鯉(色の付いた鯉かは不明)を観賞したという記録が残されている。『本草和名』に赤や白の鯉についての記録があり、この書は日本最古の錦鯉の原型の記録と思われる。
本格的な品種改良と養殖がなされたのは19世紀江戸時代の新潟の民間であるとされ、1914年(大正3年)に東京で開かれた大正博覧会に新潟県古志・魚沼両郡産のものが出品、昭和天皇に献上にされ、一般的に有名になった。
日本国旗を思わせる「紅白」は長年人気で、他にも時代によって色変わりの配色が高い評価をされる。
別名:色鯉、花鯉、変わり鯉
近年では海外での需要(欧州~アジア諸国)も増えつつ有り、同じ高級観賞魚として歴史の古いアロワナ等と並び、特に高所得者層の池で飼育されている。日本庭園の池の他に欧州風の池でも飼育される傾向がある。
また、鱗が殆ど無い、もしくは全く無いドイツ鯉など、海外で独自に品種改良された種も少なからず存在する。
当時の皇太子明仁親王が埼玉県の水産試験場を視察した際に日本の錦鯉とインドネシアのヒレナガゴイの交配を発案し、「ヒレナガニシキゴイ」が完成した。天皇に即位された後もお気に召したのか、皇居の日本庭園で飼育されている。
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関連項目
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