鎌月鈴乃とは、作:和ヶ原聡司のライトノベル「はたらく魔王さま!」(電撃文庫)の登場人物である。アニメ版での声優は伊藤かな恵。
概要
ある日ヴィラローザ笹塚202号室に引っ越してきた真奥一行のお隣さん。やや古めかしい口調でしゃべる古風な価値観の和服美人。炊事洗濯掃除と一通りの家事を器用にこなす。
おすそわけと称して大量のうどんを真奥達に差し入れている他、自身もうどんに関して並々ならぬ関心を抱いている様子。非公式に”うどんさん”と呼ばれているのはこの為。
以下、ネタバレ(要反転)
本名はクレスティア・ベル、大法神教会訂教審議会筆頭審問官。 聖法気で創りだした大鎚と強化された身体能力で異端を狩ってきた、通称”暗殺者デスサイス・ベル”
エミリアと同じく西大陸出身。サンクト・イグノレットで神学校を卒業、教会の宣教部へ配属される。布教先の地理、法律、政治情勢などを研究していたため、政治経済に詳しい。後に異端審問会(現在の訂教審議会)へ配属され、いわゆるウェットワークに身を投じてきた。小柄だが、経歴から計算すると恵美や千穂よりかなり年上で20代であることが分かる。ルシフェル率いる西大陸侵攻軍を前に一致団結どころか政略闘争を初めた諸侯や教会勢力を一つにしようと、私腹のために戦況を混乱させる者たちを異端として処断。社会的に、そして時に物理的に抹殺するという任務を行っていた人物こそがクレスティア、その人である。神の名のもとに行われる暗殺行為に葛藤を抱きながらも亡国の憂いから使命を全うし続けていた。
しかしオルバの背教行為や教会上層部の責任逃れ的体質に不満を覚え、自らの信仰心に従うことを決意。その為に魔王を殺して勇者を連れ帰り、教会の腐敗を訂すために日本へ向かった。これが彼女が日本にやってきた最大の理由である。
教会側の人間ではあるが、公正な判断力はしっかりと持ち合わせており、相手が敵であっても能力や人柄に関しては素直に評価する。真奥に関しては彼の普段の生活ぶりを見て「もう放っておいてもいいんじゃないか」と頭を抱えている。逆に、穀潰しと言われている漆原とは相性最悪で「PC弄ってる姿を見てるだけでも目障り」と手厳しい評価を下している。
なお、「親切」という上記の性格は割と根っからな模様で、アラス・ラムスの夜泣きで寝れなかった芦屋の為に貴重な例のアレを栄養ドリンクと称して飲ませ、強制的に寝かせたりした。やや強引ながら、自分から休もうとはしなさそうな芦屋の性格を考えての処置である。
自分が破壊してしまったデュラハン号をワンランクグレートアップさせて弁償したりするぐらい賃借を気にするタイプ。
なお、和服着用や古風な口調・価値観については、事前にリサーチしていたと思われる日本の知識が昭和止まりの古いものであったため。時折こういった変な間違いをして、さらに知ったかぶりでどんどん深みにハマっていくので真奥によくツッコミを貰っている。
彼女自身も、自分がずるずると異世界の日本での日常に引きこまれてしまっていることは薄々自覚はしているのだが、同時にこの日常が続けばいいとも思っているようだ。
非公式で"うどんさん"と呼ばれていたが、最近公式で"ちびかま"と呼ばれた模様。
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関連項目
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