鏑木彗(かぶらぎ すい)とは、アニメ「蒼穹のファフナー EXODUS」の登場人物である。
概要
- 生年月日 ... 2137年2月15日(水瓶座)
- 血液型 ... A型
- 身長 ... 165cm
- 体重 ... 52kg
- 能力 ... フィジカル B / 技能 A / 状況判断能力 特A++
- Cコード形成率 ... 6.518 : 1 : 7.999
- CV ... 小野賢章
竜宮島で暮らす少年。中学三年。御門零央、水鏡美三香と共に選出された新たなファフナーパイロットの一人。
ファフナー・ノートゥング・モデル・マークゼクス改【アマテラス】(Mk-XVI)のパイロットとなる。
学校では生徒会長を務める。家は美容室で、父は駐在。
頭が良く真面目。しかし空気は読めない。姉の面影を持つ先輩の西尾里奈に想いを寄せており、西尾商店に通ってはアプローチしているが、さっぱり気付かれていない。
姉は「L計画」に参加したファフナーパイロットの一人、鏑木早苗。両親、特に母親は優秀であった早苗の死に囚われ慧をほとんど無視しており、あまつさえ「第二次L計画」を提案してまで早苗のところに逝こうとしているという有様のいわゆるネグレクト状態。彗自身も姉の死に影響を受けており、死を恐れてしまった自身を責めたこともあった。
思考力・集中力・メンタルポテンシャルが歴代パイロット中最高。将棋・チェス・囲碁の戦術用AIを9面同時に相手し全てに勝利する程の戦術思考能力を持ち、ジークフリード・システム(皆城総士)の後継者と目される。
シナジェティック・コード形成率も高く、コード形成率が判明している歴代パイロット中3位というかなりの高水準。
アマテラスは白色の中距離空戦型。羽佐間翔子が搭乗、気化爆弾フェンリルで自爆し蒼穹に消えた機体・マークゼクス(Mk-VI)の改良機。
「空を飛ぶ自分」を受け入れ空戦型ファフナーを自在に操れる資質は希少であり、彗はその資質を持つ一人である。
変性意識はゲームのように敵を追い込み状況を支配したいという意識が強まり、その表れか敵を倒すときに「チェックメイトだよ」と口にすることがある。その一方で敵を屈服させたいと思うあまり、相手の策略に嵌まって危機的状況に陥る事も。
様々な武器を使えるが、主に銃剣型ルガーランス「ガンドレイク」による空戦を行う。通常の射撃や近接攻撃の他、投擲後にレージングカッター(ワイヤー)をガンドレイクの持ち手に絡めて巧みに操り、武器が機体から離れた状態で攻撃するという離れ業を使う。
超次元現象(SDP)覚醒の際、武器を失っていた彗が「誰か武器を」と望んだことで、転送能力「引き寄せ(アポート)」を発現。結晶化を介し格納庫の武器を手元に呼び出すだけではなく、敵に突き刺さるように武器を転送し直接攻撃することも可能。
しかしこの能力は「武器を引き寄せる」だけに限定されておらず、後述のように人間や物体を自由に引き寄せることが可能。この真の力が、後の作戦においてファフナー部隊の大きな武器として機能することになる。(後述)
SDPを使用して戦ううち、生身の状態でも「引き寄せ」を発現。姉への想いから発動し、入浴中の里奈を引き寄せてしまう(この時里奈は湯船で眠ってしまっていたため、結果として里奈の危機を救ったことになる)。同時に海に沈んだ姉の御守りも引き寄せた(この時父が発見し、彗自身は知らない)。
更に、新種の同化現象により肉体の質量が異常に増加。外見上の変化はないが、52kgだった体重が100kgを越えてしまい、身体が重く動くのも辛いという状態になってしまっている。同化現象の進行により、体重が増加し続けている。
そんな中島外派遣員が島に到着する直前にアザゼル型ウォーカーに襲われ、その一人であったオルガをSDPで呼び寄せるも既に血まみれの死体を目の当たりにしたことで「血の良い」や「死」に対するトラウマを植え付けた。
しかし、それが未だ死んだ姉を追い求めL計画に執着する母親に対し正面から向き合い、そして父親が拾った姉の形見(前述)により両親の仲が修復されることとなった。(このことが後に母親がウォーカーの正体を突き止める契機となる)
第三次蒼穹作戦以降では前述の通り、敵アザゼル型(ウォーカー)のミール摘出を担当。第三アルヴィス上陸作戦を経て、里奈とのコンビネーションを経てウォーカーの撃破に成功した。
そして、第四次蒼穹作戦では戦死した暉に代わって里奈とともにゼロファフナーに搭乗、能力による負荷で文字通り満身創痍となりながらも、人類軍のアシスト(核攻撃)もあり敵の根源たるベイグラントを地上に墜とすことに成功した。
その後、マークレゾンと交戦により機体を大敗するも里奈共々生存。
THE BEYOND
第五次蒼穹作戦では再びアマテラスで参加。セレノアに機体を同化されたために自爆を敢行した里奈を引き寄せて命を救うことに成功する。3年後、総士救出作戦においては剣司から引き継いだジークフリード・システムで指揮をおこなっている。第二種任務は実家の「鏑木美容室」美容師を務める。
セレノアによって心を分断され昏睡状態に陥った里奈のもとに足繁く通い現状を逐一報告していた。
真矢ほどではないが、総士を甘やかすような史彦の対応には難色を示すも、ファフナーパイロットを志願する総士の戦術指導を担当した。
第2次L計画ではファフナーパイロットに復帰してマテラスで出撃。計画中止後に総士と美羽が突き止めた情報漏洩のカラクリを知り、自らが図らずもマリスに情報を渡してしまっていたことを悔やみながらも、同時に里奈の回復を示唆され逆転の一手に出る覚悟を決める。
(以下ネタバレ)
第六次蒼穹作戦では引き続きアマテラスで参加。真矢と共に空中の敵に奮闘するも同化現象を発症するも美羽の力によりその直後セレノアから引き寄せて里奈の心を救うことに成功する。
関連動画
関連項目
蒼穹のファフナーシリーズの登場人物 | ||
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竜宮島の子供達 | 一騎世代 | 真壁一騎 | 皆城総士 | 遠見真矢 羽佐間翔子 | 春日井甲洋 | 近藤剣司 | 小楯衛 | 要咲良 | 羽佐間カノン |
広登世代 | 堂馬広登 | 立上芹 | 西尾里奈 | 西尾暉 | |
零央世代 | 御門零央 | 鏑木彗 | 水鏡美三香 | |
特殊な存在 | 皆城乙姫 | 皆城織姫 | 日野美羽 | |
竜宮島の大人達 | 真壁史彦 | 遠見千鶴 | 溝口恭介 | |
フェストゥム | 来主操 |
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