鏡の魔女とは、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』に登場する魔女の一つである。本記事では鏡の魔女の結界「果てなしのミラーズ」および魔女の使い魔(真名:![]()
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、ラテン文字転写:Kirico Keepers)に付いても触れる。
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この項目は、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
概要
鏡の魔女 その性質は『隠遁』
その性質ゆえ、結界は幾重にも重なる階層から成る。
ひっそりと隠れていたいだけの臆病な魔女であるため、
人や魔法少女の殺害によって魔力を集めるようなことはせず、
結界内に入ってきた魔法少女たちの魔力を僅かに吸収することで、
自分の身を守る層を形成してゆく。
侵入者が増えれば増えるほど、結界の構造もまた、複雑に発展してゆく。
(『マギアレコード』内「魔女・ウワサアーカイブ」より、最後の一文のみ『マギアレコード』公式サイト「システム」内「ミラーズ」解説ページより)
(株分けの魔女)
鏡の魔女 その性質は隠遁
幾重にもなる結界を作り続けている、使い魔から成長した臆病な魔女。
周りを警戒し続けて右往左往しながら、小さな屋敷をどうやって効率的に広げるかを考えているうちに、いたる所を見渡せる目とグルグルとした殻を手に入れていた。
親である魔女の存在を感じ取ると、積極的にその巨大な屋敷と繋がって大きくなろうとする節があり、その機会を常にうかがっている。
自分が狙われるたびに使い魔に守ってもらっているが、攻撃の際に聞こえる銃声がとても苦手なので、本当は使うのをやめて欲しいと思っている。鏡の魔女の手下Ⅰ
その役割はベル係
鏡屋敷にいるハウスキーパー達のひとり。
他の手下達同様、お客様のおもてなしが大好き。
お客様を発見するとベルを鳴らしながら、熱い抱擁で歓迎してくる。
その体はキャンバスで出来ており、お客様の情報をその身に写し取ることが可能。
勝手に拝借した情報はお客様を複製するときに利用されているらしい。鏡の魔女の手下Ⅱ
その役割は監視
鏡屋敷の防犯装置だが、お屋敷は不審者不遜者大歓迎。お客様に貴賎なし。
より遠くにいるお客様の姿も精密に撮影するため望遠レンズを強化したらしい。
そのおかげで遠くのお客様にもキスのごあいさつを投射できるようになった。鏡の魔女の手下Ⅲ
その役割は複製
鏡屋敷にいるハウスキーパーのひとり。
お客様をおもてなしするために自身の体の中でゼリー人間を製造できる他、
クオリティの高いお客様の複製をつくることも可能。ただし、精巧な複製お客様を作るにはゼリー人間よりもかなり時間がかかってしまう。鏡の魔女の手下Ⅳ
その役割はDM
結界の外でミラーズ・鏡屋敷への招待状を配って回る手下。魔法少女を見つけると殺傷能力のある招待状を投げつけてくるが、ご招待したい気持ちは本物。
ただ、死んでいた方が運びやすくて便利くらいに思っている疑惑はある。
『マギアレコード』のゲームを構成するシステムの一つである「ミラーズ」。ユーザーから見た場合は自分が組んだパーティと他のユーザーが組んだパーティとが対戦する、PvPシステムという形を取る。
これが劇中の設定となった場合、神浜市の外れにある、人も立ち寄らないような廃墟「鏡屋敷」に結界を貼って潜む魔女「鏡の魔女」、そしてその結界の通称「果てなしのミラーズ」という位置づけになっている。
結界の内部は鏡で作られたような複雑怪奇な構造をしており、侵入する度にその構造を変え、場合によっては出られなくなることもある。このため誰もが魔女の住む結界最深部へたどり着いたことがない。そもそも魔女自体が臆病であるため、人が来る度結界をさらに複雑にし奥へと潜んでしまうことも相まって余計に姿を見せない。ちなみにメインストーリー第2部第6章第4話で使い魔が成長した個体とはいえ初めて姿を見せるが、この時の姿は切り絵のような姿である。
そして魔女の性質はもちろんだが、使い魔にもハンドベルを持ったイーゼル型、望遠鏡の形をした者、一つ目で舌を出した金型タイプ、招待状を加えたバクの様なものがいる。このうちの3つ目の金型タイプが表すもの、すなわちミラーズに入り込んだ魔法少女の型を取ってそのコピーを作成することができる(これがゲームシステム上のPvPの理由付けとなる)。
コピーの魔法少女は外見上はコピー元の魔法少女と瓜二つではあるもの、鏡像のように左右逆になっている。そしてコピー元とは鏡映しのように性格や性質が反対となっている。
このため、例えば……
- 秋野かえで:本物は気弱でおどおどしている→コピーは強気でオラオラ
- 七海やちよ:常に落ちついた言動→過去にもただ笑って敵を攻撃するなどの個体もいたが、ある時の個体は凶暴で口が汚い。これにはやちよを慕ってきた十咎ももこも完全にぶち切れてしまい、やちよ本人も「醜悪なのは初めて見た」と嫌悪感を示すほど。
- 水波レナ:普段からツンケンした態度→誰に対してもビクビクしているが社交的な態度も見せる。そして相手が油断した隙に腹を刺そうとするなど残忍な態度も示す
といった具合。ただ単に鏡映しであるどころか、どれもこれも凶悪な性格をしており、ろくでもないことが分かる。まあ最も本物自体が性格の裏表がなくコピーの性格もそのままになった木崎衣美里(しかも3体同時に現れたのにもかかわらずお互いに仲良くなってしまった)のような特異な例もあったりするが。とはいえ、基本的によくよく見たら真贋の判定は付くようになっている。
ただ、面倒なことにコピー魔法少女は時間をかけさえすればより精巧なものが作られるようで、ものによっては言動ですら見破ることができない。つまり、より精巧なものが登場し、本物と入れ替わることが起き、それが意志を持った上で結界の外に出た場合、現実世界に重大な影響を及ぼしかねないという事にもなる。
ちなみに枇々木めぐるが八雲みたまに請われる形でミラーズでの戦いの実況を行ったのだが、固有能力の激励の効果が由比鶴乃達本物の魔法少女だけでなく、鶴乃達のコピーにも作用したという事がある。つまり上手くやらないとこういうバフ・デバフ効果はコピーにも同時作用してしまうわけだ。
もっとも魔女自体は気弱で使い魔達にはあれこれ言う事はできず、使い魔達もおもてなしの一環でこういうことをやっているようなのだが……。
また、大元の魔女自体も魔法少女から少しずつ得た魔力で成長するばかりか、他の魔女同様使い魔も成長することで新たな魔女となる。この時新たに株分け状態で結界ができるのだが、魔女同士の結界は相互接続され、大元の魔女の結界と繋がり、他の結界へ向かうことが可能となる。
これはつまり、場所Aと場所Bにそれぞれ鏡の魔女の結界が発生した場合、場所Aから結界A'に入り、ターミナルとなる大元の魔女の結界を経由し、たどり着いた結界B'から場所Bに出ることができる、一種のワープゾーンと化していることになる。
この事実がメインストーリー第2部でも重大な事態を招くこととなった……。
真名とその由来
この魔女のもう一つの特殊性として、本体の魔女である![]()
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(ラテン文字転写:Winchester)と、使い魔が変化した株分けの魔女の![]()
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(ラテン文字転写:Sarah・Mirabilis・W)の2種類があること。その真名の由来としては以下のことが考えられる。
- Winchester / Sarah W=サラ・ウィンチェスター(Sarah L. Winchester):ウィンチェスターライフルで知られるアメリカの銃器メーカー「ウィンチェスター・リピーティングアームズ」の2代目ウィリアムの妻。だが、娘と夫を立て続けに亡くしており、友人のすすめで霊媒師に頼ったところ、「ウィンチェスター家による銃が数多の命を奪っており、その霊が一家に呪いをかけ復讐の時を狙っている」という。そして「西部に移り、霊を慰めるために家を建て続けなさい」と告げられたサラはカリフォルニアはサンノゼに移り、屋敷を建設、増設し続けたという。これが今では観光名所となっているウィンチェスター・ミステリー・ハウス
である。 - Mirabilis:「Spira mirabilis」=「奇跡の螺旋」、すなわち対数螺旋。自然界においては姿が大きくなっても連続する曲線ごとにその形を維持できる特性を持つ。学名にもつ生物としては、例えば貝の巻き方が対数螺旋であるアンモナイトのうち、異常な巻き方をしているニッポニテス(Nipponites mirabilis)があるほか、ウェルウィッチア(Welwitschia mirabilis)という植物も一対の葉を伸ばし続けるという特異な性質を持つ。
- そしてSarahとMirabilisの頭文字を持つ人物が……
ちなみに使い魔の「Kirico Keepers」は「切子(ガラス細工)を守る者」と至ってそのままである。
ストーリー上のあらまし
その出現と対応
いろはが神浜市に来る、メインストーリー第1部開始の1年前。やちよとみふゆはまだ高3で、鶴乃とももこ、メルとチームを組んで活動しながら西側の魔法少女をとりまとめていた時期である。神浜市の記事でも触れているが、元からある東西間の対立が魔法少女の中でも起きており、西側と十七夜が統率する東側とで対立が長らくあった。そんなある日、魔女やグリーフシード、テリトリーの扱いでやちよ・みふゆ・十七夜のトップ会談を行っていたときに事件が発生する。
緩衝地帯として機能していた中央区において、東側の魔法少女が西側の魔法少女に襲われる、またはその逆の事態が発生したのである。話は3人の耳にも入り、真偽の確認を巡って会談は決裂してしまう。襲撃事件はその後も続き、それぞれの側の魔法少女は疑心暗鬼となったばかりか、テリトリー争いに巻き込まれる中央区の魔法少女も含めて険悪の一途を辿る。これには中央区の魔法少女のまとめ役となっていたひなのもみふゆに愚痴るほどだった。
だがその後事態が動く。メルの姿をした魔法少女が別の魔法少女を襲ったという話が入ったのである。しかしメルは襲撃時刻には学校にいた。そこで学校の先輩である十七夜が教職員に確認したところ、確かにメルが学校にいたという証言が得られ、アリバイが成立したのである。これを受けてみふゆが再度聞き込みしたところ、一つの結論にたどり着いたのである。そう、中央区に突然現れた不思議な結界、そこに現れたコピー魔法少女によって襲撃事件が起きた、そしてその発言を曲解したことで衝突が起き始めたというのが真相であった。
やちよたちは結界内部に入るが自らのコピーと戦う状況に苦慮するだけでなく、複雑怪奇な結界ゆえ最深部へもたどり着くのは容易ではない。そこで探索を打ち切り、結界への対策を立てることになる。その後鏡に誘導される魔女の性質を利用して街外れの廃墟に誘導、管理人を立てて厳重に管理されることになった。
鏡屋敷の成立以降
鏡屋敷の管理人として調整屋であるみたまが就任し、ひとまず面倒を見ることになる。みたまは基本魔女や使い魔に対しては非力なので、他の魔法少女達にミラーズを探索してもらい、時にはイベント好きのみたまゆえ、コピー魔法少女を倒した数によるランキング戦(ミラーズランキング)や、魔法少女同士のトーナメント戦などを開催する。また、コピー魔法少女を倒すと出る、強い魔力を持つミラーズコインをみたまが回収、それに込められた魔力を使って鏡の魔女を鏡屋敷にとどめていた。しかしながら、複雑な結界構造ゆえ、未だ誰もが最深部にたどり着けないままであった。
ところがである。ある日みたまが姿を見せなくなる。調整屋がいないと能力の調整もできないし、鏡屋敷の管理もできないので一大事。れいら・せいか・みとの団地組、このは・葉月・あやめのアザレア組、ななか・あきら・美雨・かこのななか組、そしてやちよはみたまを探すことになる。途中自分のコピーとも戦ったり、幻覚を見せられたりする中、団地組の3人は大東区のまやかし町に結界ができていたこと、その中はミラーズ内部でありそこにみたまがいたこと、みたまは新たにできた結界の対処を行う為動いていたことが判明、そして鏡屋敷から来た他の一行とも合流する。
ここでまやかし町の結界は使い魔が成長して魔女化し新たに作り出したこと、この結界と鏡屋敷の結界は相互接続していることを知ることになる。使い魔が増えさらに魔女化すると結界が新たに発生、それによってミラーズの範囲も広がることになるのでさらに面倒な事に。ひとまず団地組が調整屋から持ってきたありったけのコインを使い、みたまがその魔力を用いて結界を爆破、まやかし町からは結界が消失した。
事が済み、みたまは調べる過程で知ったある魔法少女のことをやちよに語る。それはまやかし町で見つけたノートに書かれていたことだった。そのノートの持ち主、瀬奈みことという少女は、父親が家庭を省みること無く蒸発、家庭で苦しむ母親を支えるために魔法少女になったが、肝心の母親も蒸発してしまう。みことは自らが持つ暗示能力で本来の家族は偽物と思い込み、理想の家族像を描くようになったという。そしてある一人の魔法少女のみしか信じられなくなったと記していた。みたまは「もしかすると彼女が魔女化した姿が鏡の魔女ではないか」と推察するのである。
やちよには語らなかったが、みたまはもう一つ気がかりにしていたことがある。ノートに記されていた最後の日付。もしその日にみことが魔女化したとしたら、その日はみたまが魔法少女になった日と一致するのだが……。
なお、みことが唯一信じていた魔法少女の親友、更紗帆奈が団地の屋上でみことの魔女化を目の当たりにし、それがきっかけとなって帆奈が様々な凶行を起こすことになるのだが、それはまた別の話である。もっともみことは団地の屋上で魔女化したことから、鏡の魔女ではなく屋上の魔女となったと推察する向きもあるが、後述の事から考えればこの線はないと言っていい。
風雲急を告げる
マギウスの翼との一件を経て一致団結したはいいが、二木市のプロミストブラッドとの戦いに入ってしまったいろは達神浜の魔法少女達。神浜と二木には距離があるため、行き来するのは容易ではない。だが、プロミストブラッドは頻繁に神浜にやってきているのが疑問である。そんな最中にプロミストブラッドによってういがさらわれる事態が起こる。
そこでういが捕らえられているであろう本拠を探ろうと、灯花が作った発信器をひかるたちに付け、その行動を追うことにした。しかしある地点で発信器に気づかれ信号は途絶えてしまう。信号が途絶えた場所にやちよたちが向かうとそこには鏡の魔女の魔力反応があった。
みたまはそのことを聞いて先のことを思い出し、そこからある推論を導く。それはやちよと見解が一致する内容だった。それは二木市にも鏡の魔女の結界ができており、プロミストブラッドはその結界を通ることで神浜市に容易に行き来しているというものである。もちろんこれは時女一族など他の魔法少女勢力の本拠にも結界が発生していた場合、彼女達も結界経由で行き来できているという推論が成り立つ(静香達は最初は電車で神浜に来ていたのではあるが、後にミラーズを経由している事が判明した)。
さらに結果論とはいえミラーズを踏破できていない以上、魔女は日々成長しており、使い魔も成長して魔女と化すため、全国各地に結界が出現した場合、結界同士が接続され、神浜の鏡屋敷のミラーズが結界同士のターミナルと化している可能性も出てきている。
そうした中、記憶喪失となったアリナが病院内でキャンバスに絵を描いていたのだが、それがミラーズの地図である事が判明、さらにアリナの記憶がミラーズの中にあるらしく、夢の中でそれがアリナに対し呼びかけているという。地図があればこれまでたどり着けなかった最深部にも容易に行きやすくなると、ユニオンでは今後の対応を検討していたのだが、その一方で令はプロミストブラッドの「急所」、すなわちどこかにあるショートカットを経由して神浜に来ているかという手がかりを掴もうとしていた。
と、そこにアリナからの誘いで探りを入れることに。2人を制止しきれなかったひなのたちも巻き込んで反応のある神浜監獄へ向かい、令は地下牢で結界の入り口、そして「急所」の手がかりとなる部屋を発見する。
だが、この行動がアオに目撃されており、連絡が入った結菜の逆鱗に触れる形でいろはが行おうとしていた和平交渉は破談、あげく外に出てきた令はアオとの交戦の末その一撃を食らってソウルジェムが砕け命を落とす結果となり、さらに「急所」を記録したカメラも結菜に破壊されてしまう。
しかし令もさる者。撮影したデータを自身のスマホに転送していることが桜子の言から判明。灯花がロックを解除すると画像とともに遺言とも言うべき動画が確認できた。これをいろはたちが大学図書館で見つけた監獄の古い地図と照らし合わせることでショートカットの位置が判明する。
これを元に弔い合戦と監獄へ入るのだが、プロミストブラッドも迎え撃つ体制が出来ていた。なんとか鶴乃を最深部へ送り込むも樹里との激闘を繰り広げる。そうした中アオがキモチに身体を乗っ取られ暴走、監獄が崩壊寸前となったが何とか押しとどめることができたものの、ユニオンの作戦は失敗に終わった。
ただ、鶴乃は樹里との戦いの中で話しているうちにあることに気づく。それはショートカットは他にも存在するということだった。そういうことを万々歳で話していると鶴乃の父がある事を思い出す。それは地下鉄建設工事中に見つかった監獄へ繋がる地下道の存在だった。ここに来てショートカットらしき存在が分かることになる。
一方みふゆはアリナや天音姉妹などとともにアリナの描いた地図が正しいか検証のために探索を開始。探っていくうちにそれがかなりの精度である事が判明する。探索開始から数日経ったある日、みふゆとアリナ、居合わせたみかげと月出里が第16階層にたどり着くと令のコピーが意味深な言葉を発する。倒した直後にその辺りを探ると隠し部屋を発見。そこには無数の鏡が飾られ、まさしく推測されたとおりの結界のターミナルとなっており、さらに結界の魔力によって強化された、本来なら見滝原にいるはずの委員長の魔女まで出現する。
株分けを巡るユニオンとプロミスドブラッドを巡る戦いはさらに激しさを増す。そうした中でアリナのふとした発言がきっかけとなって「株分けのミラーズを破壊する」という案が浮上する。鏡屋敷と株分け側双方を目指す形で突入、プロミスドブラッドの反撃もあるなか、遂に株分けの魔女にたどり着くことに成功。しかし株分けとはいえ魔女、その力は強大で為す術も無い。しかし瀕死の郁美が自分に取り憑くキモチの力を使って決死の一撃を食らわせることによって魔女を倒すことに成功、結界も消滅した。
これによりプロミスドブラッドのショートカットは消滅することになる。一撃の代わりにキモチの力を制御できず自らの身体が崩壊し消滅するという郁美の命、彼女から離れ結菜の手に渡ったキモチの石、令に続いて郁美を守れず後悔しかなくなったひなのの戦線離脱という代償も得ながら……。
ミラーズを奥へと進むアリナは遂に記憶の在処とそれを隠した人物に接触することになる。それこそ、先述した鏡の魔女の元となった瀬奈みことであった。みことは自身の過去を語るのだが、それは上述の通りである。そして魔女化したその時、みたまが契約した際の「神浜市を滅ぼす存在になりたい」という願いがみことにも作用していたことを明かす。元々家庭や土地柄で疲れ果てていたみことがこれに影響を受けて復讐心を持つのは確かなこと。そこにさらなる影響が加わったことで、自らが滅びを欲するようになるとともに、魔女化と同時に暗示からさらに発展した固有能力、魂から切り離された自分の意識を他人に入り込み潜在意識として寄生するという力を得たのであった。
当初は帆奈を始め様々な魔法少女を宿主として暮らしていたものの、魔女も含め自身の力は弱かった。ところが先の一大決戦でアリナがエンブリオ・イブの力を取り込んで強化した際にみことは再びさらなる力を得ることになる。あわせてアリナの記憶の中には滅びの衝動が見られることから自分と同じ立場であると認識、ここで一度アリナの記憶を隠した上でミラーズへ誘導、そして共に滅びを与えるために交渉に持ち込もうとした。
アリナは「記憶を戻すのが先」とみことに返還を要求、それに応じた事で記憶が戻ると、自分が元々持っていたその想いが蘇り、それとともにみことの言う事も理解する。利害の一致を見たアリナとその中のみことは一蓮托生、自らのさらなる進化を目指すことになる―。
さらなる問題の浮上
一方でミラーズの拡大はさらなる問題をも孕んでいた。灯花とねむが調べた結果によれば、ミラーズの拡大によって、場所と場所を繋げるだけでなく、実は別の時間軸や平行世界をも繋げている可能性が浮上してきたのである。
このことに至る前、桐野紗枝という一人の魔法少女が、姿形そのままの自分に出会い、その後自分に起きることを告げたという出来事があった。もう一人の紗枝はコピーと異なり姿も性格もオリジナルそのまま(そもそも現状コピーは結界の外には出てきていない)であり、さらにもう一人の紗枝は鏡屋敷を通じてやってきたような描写がある。
そもそも暁美ほむら(クーほむ)の魔法少女ストーリーでは、ほむらがミラーズにおいてマギレコの時空における自身(メガほむ)の目撃する場面があり、また、4周年記念で実装されたまどかといろはのペアユニットの魔法少女ストーリーでも2人がアクシデントで鏡に入り込み、2人が存在しない平行世界に迷い込む事態も起きている。
このことが何を意味するかと言えば、やはり過去の時間あるいは未来の時間からの/への干渉によってタイムパラドックスが生じる可能性、または平行世界からの/への干渉の可能性が出てくるということになる。
ただし、合わせ鏡を破壊することで別世界への接続は解消され対処は可能となる。あわせて関連する記憶も白昼夢のように消えてしまう。
その最中、見滝原の魔女がターミナルを経由して中央区に出現する事態が発生。魔女とは言え危惧していたミラーズ外に出現するだけでなく、これらの問題もあって同じ魔女が複数出現してしまっていた。いろは達は神浜にやってきていたまどかたちと協力して魔女と戦うことになるのだが……。
みことの企み、そして結末
いろは達が自動浄化システムをキュゥべえから奪還し広げようとするなか、みことも行動を起こす。自らの人格を鏡の魔女に戻し完全体となった上で巨大な鏡を生成。そしてその鏡から過去に戻り地球上から人類が生まれてこなかった世界を作り上げるというものだった。
その行動を止めるべく行動しようとするも、∞いろはになるためのハブとなる小さなキュゥべえがまずコピーのいろはに殺され、死力を尽くして巨大鏡を破壊しても直後魔女の手によってういも殺されてしまう。だったら始まりの場所へと向かうも、みことの策略で魔女化・ドッペルを放出し鏡の魔女に操られた魔法少女たちの攻撃によって絶体絶命。過去に戻ろうにも思念となった灯花とねむからタイムパラドックスが生じることを告げられ、だったらとかごめによる記録を一枚の葉に込め過去へを送り出そうとするが、これもコピーによって阻止されてしまう。
全滅となった状況下でいろはが過去に通じるよう願ったその瞬間。記憶の葉は過去へと向かい、いろは達はこれから起こりえる出来事を知らされる。そしてそれを変えるべく、ただちにコピーいろはを倒して∞いろはへと姿を変える。魔法少女たちも魔女や宇宙の思念からの影響を少なくするべく灯花とねむによってウワサ化し、攻撃を与える。
途中の鏡の障壁も原理を灯花に看破され、手足を株分けに守らせるもかごめの記録から得た未来へ繋ぐ想いによって強化された各勢力が撃破。ならばと本体はいろはをターゲットに定めるが、刺激を求めるアリナが「死にあらがう姿こそアート」だと結界を貼り、さらに風の伝道師のウワサによって多次元から様々な魔法少女が呼び出されたことで窮地に陥る。
そしていろはは鏡の魔女を構成するのが戦国時代の戦神子千鶴を始め大昔からの魔法少女たちの絶望が元だと知り、その絶望を吸収、さらに自動浄化システムを広げたことで魔女は消滅するに至った。
隠遁のドッペル
隠遁のドッペル その姿は鏡
この感情の主は、現実を蔑みつつも動かないドッペルに怒り、支配しようと試みる。
このドッペルは、思い描く緻密で理想的な世界に、複雑な感情を乗せてしまったことで身動きが取れなくなってしまった。
鏡を使って想像を写し、理想の世界を紡ごうとした時期もあったが、自身の想像だけでは味気ない上に薄っぺらく感じられるようで、懊悩して心を削っていった結果、シンメトリーな影へ姿を変えていった。
隠れて悩み続けるドッペルに嫌気がさした主は、足りないなら加えればいいと、想像を補完するための生贄を求めることを提案し、ドッペルも主の意見に呼応している。
第2部も終盤にさしかかったところで、みことがプレイアブルキャラクターとして実装され、これに応じる形でドッペル形態である隠遁のドッペルも実装されている。説明文もこれまでの鏡の魔女の説明文、そしてみこと自身のこれまでの境遇が色濃く反映された内容となっている。
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