鏡開き(かがみびらき)とは、日本の行事である。「鏡割り」(かがみわり)とも。
曖昧さ回避
1.の概要
正月に飾っていた鏡餅を下ろし、食べる行事。
新暦では1月11日に行われる。
包丁で「切る」のは切腹を連想し縁起が悪いため、木槌で叩いて開く(割る)。
餅をどうやって食べるかは地方によって異なるが、多くの場合はお汁粉などにする。
しかしながら、この時点で餅は3週間程度、ストーブの焚かれた部屋に置かれていることになる。
そのため、開いたはいいがカビで一面緑色になっていることもしばしばである。
カビの部分を包丁で削り落とすこともあるが、緑色でない部分にも菌糸が蔓延しているため、餅に限らずカビの生えた食品はすべて廃棄すべきである。
近年は、鏡餅の形をしたプラスチックの容器に、1つずつ小分けにされた餅が入っているものも市販されている。これなら、一番下のフィルムを開けるだけで「鏡開き」ができるし、開封しない限り日持ちする。
無粋かもしれないが、衛生には代えられない。「鏡開き」は、神に捧げられたものを食べることで無病息災を願うものであり、それでおなかを壊しては本末転倒である。
2.の概要
お祝い事で、酒樽の蓋を木槌でたたき割る儀式。酒屋において酒樽の蓋を「鏡」と呼んだことが由来とされる。
「よいしょ、よいしょ、よいしょー!」とかけ声をし、3回目の「よいしょ」で開くのが定番。
酒樽の蓋は木でできており、通常は木槌で割れるものではない。
鏡開きの蓋は、あらかじめ切れ込みを入れられているか、事前に割っておく準備が必要になることがある。
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関連項目
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