長七郎江戸日記とは、ユニオン映画制作で1983年10月18日~1991年9月24日にかけて日本テレビ系列で放送された村上元三原作のテレビ時代劇である。話数は全233話(第1シリーズ125話、第2シリーズ68話、第3シリーズ40話)。
概要
架空の伝承上の人物・松平長七郎長頼を主人公とした作品。実在の人物で同姓同通称の松平忠勝とは関係ない。
「里見浩太朗主演の松平長七郎もの」というと、1979年にテレビ朝日系列で放送された『長七郎天下ご免!』があるが、本作は駿河大納言忠長(徳川家光の弟)の遺児が市井にはびこる悪党を成敗するという共通点はあるものの、『長七郎天下ご免!』との繋がりはない。全く別の話である。
普段は浪人・速水長三郎と名乗り、忠臣・三宅宅兵衛とともに瓦版屋「夢楽堂」(第3シリーズのみ口入屋「浪速屋」)の居候として過ごしているが、終盤に悪党の屋敷に乗り込む時は三つ葉葵の紋所が入った着物を着て乗り込み、二刀流で悪党どもを斬り捨てる…というのが毎回のパターン。
宅兵衛の「こちらにおわすは、将軍家お血筋にあらせられる(第2シリーズ以降。第1シリーズでは「上様の甥御様」)松平長七郎長頼君なるぞ!」というセリフ(宅兵衛がいない回では長七郎自ら正体を明かす場合もある)で長七郎の正体を知ってもなお、手下を呼び出して(先に出てきている場合もある)手向かおうとする悪党達に対して「やむをえん!俺の名前は引導代わりだ、迷わず地獄に堕ちるがよい!」と啖呵を切る場面や、殺陣が終わった後の回転しながら二刀を収める場面は本作の見どころだと言ってもいいだろう。
2013年4月17日現在、BS日テレで月~金曜日の午後6時より第1シリーズが放送中である。
以前は月曜日は『笑点デラックス』が放送されていたが、2013年4月1日から午後7時台に時間帯移動したため、空いた月曜日も放送されている(月曜日以外は野球でつぶれることもある)。
なお、現在のこの時間帯の時代劇の裏番組には、西郷輝彦主演の『江戸を斬るII』(BS-TBS)がある。
余談だが主演の里見浩太朗は、本作第2シリーズ以後は『八百八町夢日記(第1シリーズ)』→本作第3シリーズ→『八百八町夢日記(第2シリーズ)』→『半七捕物帳』→『闇を斬る!大江戸犯科帳』と続けざまに日本テレビ火曜夜の時代劇に出演していた。
主な登場人物
関連動画
関連商品
関連項目
- 3
- 0pt