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この記事は長崎県長崎市にある「長崎駅」の記事です。 |
長崎駅とは、長崎県長崎市尾上町にあるJR九州・長崎本線の駅である。
本項では、長崎電気軌道の「長崎駅前停留場」についても触れる。
概要
JR九州
長崎県の県庁所在地である長崎市の中心駅であり、長崎本線の終着駅である。島式2面5線の高架駅であり、このうち4番のりばは切り欠けホームとなっている。2022年9月23日開業の西九州新幹線は島式2面4線。新幹線開業後は、浦上駅に代わって長崎本線旧線（長与方面）との乗り換え駅となることから、乗り換え改札が設置される。
西九州新幹線が開通すると、新幹線・在来線ともに行き止まりとなる唯一の新幹線駅となる。
2022年3月には「長崎街道かもめ市場」が駅舎の改札外にオープンし、駅の中で土産を買ったり地元の味を味わうことができる。なお、駅弁は駅構内にあるファミリーマート、チャイデリカで売っている。
将来的には終点側に展望広場を設ける構想があり、完成すれば事実上の頭端式ホームともなる。通路を設置できるように新幹線・在来線ホームの終端部は同一の高さとなっているが、少なくとも旭大橋の架け替えを行って低床化した後になる模様（終端部に改札を設置して長崎県庁に向かって連絡デッキを設置する構想とセットのため）。
高架化前は頭端式3面5線の地上駅であり、0～4番線と名乗っていた。0番線を除き、ホームは10両編成が止まれるほどの長さがあったがこれはかつて、当駅発着の寝台特急が存在していた名残であった。
かつては車両基地として長崎車両センターを併設していたが、後述の連続立体交差事業の関係で2014年に車両基地としての機能を早岐駅併設の佐世保車両センターに移転した。
当初、1897年に現在の長崎本線が開通した時に開業した「長崎駅」は現在の浦上駅のことであり、現在の長崎駅まで延伸したのは1905年のことである。1911年にドイツ風の木造駅舎に建て替えられたが、1945年に原子爆弾投下により、この駅舎は被災し、1949年に三角屋根にステンドグラスを備えた駅舎が建てられた。長らくの間、この駅舎が使用されていたが、老朽化により2000年にドーム屋根を設けた4代目駅舎となる。屋根下の広場は「かもめ広場」と名付けられて親しまれてきたが、新幹線開業に伴う連続立体交差事業によって2020年に移転・高架化され撤去されている。なお、「かもめ広場」は2025年度に再設置される予定。
かつては上海航路連絡と貨物輸送のために長崎港駅が設置されていたのだが、終戦により上海航路廃止となった後に、事実上貨物駅になり、1987年に廃止されている。
西九州新幹線開通に向けて、連続立体交差事業が進行中である。長崎車両センターを早岐駅に移転したほか、長崎駅は西に150m移転している。旧駅舎・ホーム跡地には新しいビルが建設中である。
長崎電気軌道
相対式2面2線。ただし、下りホームはこの先が分岐点となっており、利用者が多いことから、行先によって停車位置を分けている。
JR長崎駅からは歩道橋からしかアクセスできず、車椅子利用者にとっては不便となっていた。このため、新幹線開業前の2022年9月までにエレベーター設置ならびにホーム拡幅といったバリアフリー化が行われた。
高架化後のJR長崎駅から距離があることから、一時は駅前までの延伸が検討されたが、長崎駅前を通過する利用が多く、駅前に寄ることで時間が増えて不便となるため見送られている。
駅周辺
西口
東口
2022年現在は工事のため駅からは仮設通路を歩く必要がある。
長崎市役所は長崎電気軌道「桜町」、長崎新地ターミナルは「新地中華街」が最寄りである。
隣の駅
| 隣の駅（下り方面） | 当駅 | 隣の駅（上り方面） | |
|---|---|---|---|
| ■長崎本線 ■快速 | - | 長崎駅 | 浦上駅 |
| ■長崎本線 ■区間快速 | |||
| ■長崎本線 ■普通 | |||
| 西九州新幹線 | 諫早駅 | ||
| 長崎電気軌道 | 五島町停留場 | 長崎駅前停留場 | 八千代町停留場 |
| 桜町停留場 |
関連動画
関連項目
- JR九州 / 長崎本線 / 西九州新幹線
- 長崎電気軌道
- 駅名一覧（九州地方）
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