門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)とは、麻雀の役の1つである。
概要
要するには門前で自摸で和了することである。1翻役。単純にツモと言ったり、メンツモと呼ぶこともある。単純にツモという場合は和了を意味する「ツモ」の宣言とは異なることに注意。
門前(鳴いていない)状態でツモ和了りすると成立する役。面子構成に制限はなく、完先などの取り決めがなければ役なしでも成立する。また、偶発役とはみなされないことが多い。
基本的に狙って和了る役ではなく、一種のボーナス役であるが、上級者同士の対局だと出和了が減るのでこの役の重要性は上がる。また、二翻縛りの時に立直+門前清模和の和了は認められるケースが多い。立直以外の役が無いのにリーチを宣言した場合には偶発役を除くとこれに頼るしかなかったりもする。
門前の場合はロンだと門前加符として10符がつくがツモの場合だと(門前か副露かと問わず)2符の符数になる。しかし、門前の場合はツモなら1翻加算なのでこちらの方が得になることが多い。
余談だが、青天井ルールでないと対々和とは複合しない。これは対々和の門前清自摸和は四暗刻または四暗刻単騎しかなく、役満に役は複合できないため。
ツモ平和
平和と複合した場合は所によりルールが異なる。なぜなら平和は「符が(門前加符以外)つかない」ことが前提である役なのに対して門前清摸和するとツモ和了符として2符発生してしまう。このため大別して、片方の役を認めない(30符1翻/300・500)とするケースと、ツモ和了符を度外視(20符2翻/400・700)するケースがある。近年ではインフレ傾向の影響か高い点になる後者を採用する場合が多いが、念のため確認はしておこう。
関連項目
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