門司港レトロ(もじこうレトロ)とは、福岡県北九州市にある観光スポットである。
概要
貿易が盛んだった頃の門司港地区にあった建造物をレトロな雰囲気に仕立て直した町並みが人気のスポットで、1988年より整備を開始し1995年にグランドオープンした。
九州の玄関口でもある門司港が開港したのは明治22年(1889年)のこと。様々な金融機関や商社・海運会社などの支店が置かれ、工業都市として発展した北九州の貿易の拠点となった。最盛期には1ヶ月に約200隻もの外国船が入港し、国内航路を含めると年間600万人近い乗降客で賑わったのである。その後、戦後の中国との貿易の途絶や関門トンネルの開通、小倉港や新門司港のオープンなどの事情によりだんだんと勢いを失くしていったが、当時を偲ばせる建物が多く残されていたことが門司港レトロを生むきっかけとなった。
2009年にはかつての貨物線を活かした門司港レトロ観光線が開業。冬季以外の土日祝日にトロッコ列車が運行されている。
ご当地グルメとして焼きカレーが人気。バナナのたたき売りとともに門司港発祥のものとして知られる。
門司港レトロにあるおもな建物
明治・大正期のもの
平成以降のもの
など
アクセス
- JR鹿児島本線門司港駅下車すぐ。
- マイカーの場合、関門自動車道門司港インターチェンジから約2.5㎞。ただし門司港インターは下関方面のハーフインターチェンジであるため、福岡方面からは九州自動車道門司インターチェンジを利用する(約3.4㎞)
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関連項目
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