関根勤(せきね つとむ)とは、浅井企画所属のお笑い芸人、タレントである。旧芸名はラビット関根。
芸風
同時期にデビューしたタモリと並び、千葉真一、大滝秀治、長嶋茂雄、ジャイアント馬場などそれまでモノマネされることがなかった人物をモノマネし、マニアックでナンセンスなボケを披露したことで知られる。
自身の率いる「カンコンキンシアター」の公演タイトルにあるように「クドい」ことを全面に押し出した芸風である。
経歴
1974年、大学在学中に「ぎんざNOW!」(TBSテレビ)の「素人コメディアン道場」に記念のつもりで出場したところ、5連続勝ち抜きを果たして初代チャンピオンとなる。
関根本人はプロの芸人になるつもりはなかったが、審査員の一人だった浅井企画の社長の強い勧誘に押されて契約し、プロデビューすることとなる。
この時に桂三枝(現:六代目桂文枝)から1975年の干支であった卯年にちなんで「ラビット関根」という芸名を付けられる。
デビューこそトントン拍子であったが、デビュー後はそのマニアックな芸風から「怪しい人」と視聴者から敬遠され伸び悩んだ。
そこで後輩となる小堺一機と共に事務所の大先輩・萩本欽一に師事。「欽ちゃんのどこまでやるの!?」(テレビ朝日)に場つなぎ要員である「クロコとグレコ」(関根がクロコ、小堺がグレコ)として出演し、徐々にお茶の間にも受け入れられるようになる。
また、1981年から小堺と「コサキン」名義でTBSラジオの深夜番組を始める。後にこの番組は「コサキンDEワァオ!」となり、2009年に27年半の歴史に幕を閉じるまで続いた大長寿番組となった。
1982年~1983年頃にラビット関根から本名の関根勤に改名。
現在も数々の番組でその独特の存在感を放ちつつも支持されている。
豆知識
- 「徹子の部屋」(テレビ朝日)において黒柳徹子以外に存在した唯一のレギュラー出演者である。番組開始当初に存在した視聴者参加のクイズコーナー「フラッシュクイズ」の司会進行役が関根であった。
- 「ハッチポッチステーション」(NHK)と言えば現在ではグッチ裕三のイメージが強いが、当初はグッチではなく関根が出演していた。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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