概要
特徴・歴史
群馬県と新潟県の県境にある谷川岳を貫く関越自動車道のトンネル。全長が上り線側のトンネルが11,055m、下り線側のトンネルが10,926mある。これは、日本国内にある道路トンネルの中で、第2位の長さを誇る。ちなみに、2015年3月に首都高速中央環状線山手トンネルが全線開通するまでは、第1位であった。しかし、道路用山岳トンネルに限定すると第1位の長さを誇っており、この長さを超える道路用山岳トンネルは建設されておらず、いまだ破られていない。また、NEXCOグループ管内の道路トンネルにおいても第1位の長さである。
1985年10月2日に現在の下り線にあたるトンネルが開通、対面通行で供用を開始した。1991年10月22日には、現在の上り線にあたるトンネルが開通。これによって片側2車線の通行に切り替えられた。なお、下り線側のトンネルにおいては、2005年11月8日にNHKの番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」にて取り上げられ、計画から建設、開通の模様までのエピソードが放送された。
危険物積載車両の通行制限とチェーン規制
上述の通り、長大なトンネルのため危険物積載車両の通行は道路法46条に基づき、禁止されている(条文では全長5000m以上の長大トンネル、水底トンネルは通行禁止としている)。このため、危険物積載車両は、群馬県側からは月夜野ICで、新潟県側からは湯沢ICでいったん関越自動車道を降り、国道17号新三国トンネル(三国峠)[1]経由で通行しなければならない。
また、冬季シーズンにおいてはたびたびチェーン規制がかかることがあり、トンネル前後にある土樽PAと谷川岳PAにて、チェーン装着及び冬用タイヤの装着状況を確認する全車検問が行われている。このため、通行する全車両はいったん両PAに誘導される。これによる渋滞も頻発している。
隣の施設
長岡方面 | 東京(練馬)方面 | |
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土樽PA | 関越トンネル (当記事) |
谷川岳PA |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 道路 / 高速道路 / トンネル
- 日本国:高速道路一覧
- 日本の道路トンネルTOP3
- 青函トンネル(北海道新幹線 / 鉄道用トンネルの延長第1位)
- 八甲田トンネル(東北新幹線 / 鉄道用トンネルの延長第2位)
- 新潟県 / 群馬県
脚注
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