閾値とは、
概要(1)
ある動きを数値化した後、特定の値になったときに動きが変化したとする。
その後、何度か試行した結果、同じ値で変化するので、結果この値が「閾値」である。
工学な視点でいうと「閾」は、常用漢字に設定されていないほか、人名漢字に使えないので書物によっては「しきい値」としてひらがな表記になっているほか
英訳では「threshold(スレッシュホールド)」、文脈によっては日本国内でもよく使う「BorderLine(ボーダーライン)」も使われる。
この値は、例えば、速度設定が1km/h~100km/hまであり、80km/hを超えたところで、 大きなブレが出始めたり、妙な金切り音などが聞こえたら、80kmが閾値である。
機械によっては、閾値を超えたところに赤いマークなどが設定されており、超えた場合に故障しやすくなる重大事故が起こりやすくなるといったことがある。
概要(2)
生物学において、全か無かの法則である悉無律(しつむりつ)と言う法則がある。
これは、端的に「一定の刺激以下だと何も反応せず、それを超えた場合に反応が現れその反応が超え続けても反応が変わらない」という法則である。
例えば、数回の摩擦程度では何も起きないが、ある程度の摩擦が起きると液体反応含め反応し、それ以上摩擦を続けても何も変わらないとった現象である。
この反応が現れる値が生物学の「閾値」である
読み方に関して
工学では「しきいち」、生物学では「いきち」がやや使われる傾向にあるほか、慣用句などの「敷居を跨ぐ」に意味をつなげて「敷居値(シキイチ)=閾値」と覚えている人もいる。
そのほか、「生き血(イキチ)」と誤解しないように「しきいち」という人もいる。
面倒な話、この辺別に間違いではないのだが、その派閥などによっては訂正のごとく繰り返す人もいる。
生き血の閾値の行き違い(イキチキノイキチノイキチガイ)といっためったに使われない言葉でも、イキチノシキイチと言い方を変化させることで正しく解釈できる。
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