阪九フェリー単語

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阪九フェリーとは、大阪府泉大津市・兵庫県神戸市と福岡県北九州市を結ぶフェリーである。

要項

1966年創業。

大阪市南港から新門司港を結ぶ名門大洋フェリーと競合している。名門大洋フェリーはニュートラム・フェリーターミナル駅と直結しているのに対し、泉大津駅まで出る必要がある。阪九フェリーはビジネス面・地理的には不利かもしれない。ただし食事の安さ、売店の充実度など庶民性・観光面に関しては阪九フェリーのほうが優れていると言える。風呂・公衆電話・甲板デッキなどの設備の差は余り無い。

2014年、新造船を発表。同時に女優・釈由美子を起用したCMを制作発表。2015年、新造船された「いずみ」が1月に、「ひびき」4月にが就航。2020年には「せっつ」「やまと」(2代目)の2隻が新造され旧型船を置き換えた。

次々にフェリーや夜行列車が廃止される中で生き残れたのは、瀬戸内海が存在したためと考えられる。また近年になって新造船を決断した理由は、2012年以降の需要拡大で収益が大幅に増加した為である。大型自動車運転手の過労事故を契機として（例：2012年の関越道高速バス居眠り事故）を憂慮した国や企業、運送業者が利用を勧めている（義務付けている場合もある）ことが需要拡大の一つの理由ともなっている。

インターネットで予約できる。その方が安く、乗船手続きも料金支払いのみで簡単。また繁盛期以外は、20%割引の適用もあり。ただし現金もしくはクレジットのみでしか清算できないので注意。各種電子マネー・IC乗車券には対応していない。

名称

京阪神と九州を結ぶことに由来する。阪急電車との関連はない。

路線

• 大阪航路：泉大津港〜新門司港
• 神戸航路：神戸港（六甲アイランド）〜新門司港

両航路共に毎晩1便ずつ運行される。神戸航路は曜日によって発着時間が異なるので注意が必要である。

連絡バス

• 泉大津港
  • JR和泉府中駅〜南海泉大津駅〜泉大津港（和泉府中駅発着のみ大人270円/小人140円、泉大津駅発着は無料）
  • 難波OCAT^[1]〜泉大津港（有料・大人410円/小人210円）
• 神戸港
  • 阪神御影駅〜阪急御影駅〜JR住吉駅〜アイランド北口駅〜神戸港（アイランド北口発着まで無料、それ以外は大人230円/小人120円）

• 新門司港
  • JR小倉駅新幹線口〜JR門司駅前〜新門司第一ターミナル（無料）

なお下船後の連絡バスは、下船後ほぼ直ぐに発車(10~15分程度の余裕)しかないので、モタモタできない。ゆっくりステイの場合は自社自動車、もしくはタクシーで無料送迎して頂ける場合あり。

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関連項目

• フェリー
• 名門大洋フェリー

脚注

1. *JR難波駅周辺にある高速バスターミナル。南海電車の難波駅に直結するなんば高速バスターミナルとは別

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