除草剤とは、農薬の一つである。
概要
農業・園芸・庭の管理などにおいて、本来育てたい作物とは別に生えてくる草がある。
これらの草は、ポツポツと少なく生えているのであれば引っこ抜くなどの対応ができるが、気を抜くと生い茂るように生え、人一人ではちょっとやそっとでは終わらない事になる。
また、場合によっては抜いても地下茎が残っていてすぐ生えてくることや、抜く瞬間に種を落とすので、また生えてくることになる。
根負けした結果、本来育てたい作物の栄養がすべてとられ残念な結末となるが、これらの草を抜く捨てるといった手間を、高額な薬剤で一気に枯らし解決するのが除草剤である。
ほとんどの植物に効果があるため、取り扱いを間違うと本来育てたい作物や園芸までにかかってしまい同様に枯れてしまうという諸刃の剣である。
基本的に、液体タイプのものを原液1に対して数十~数千倍に薄めて使用する。ちなみに原液を使用した場合、草どころか木まで枯らすという威力もあるので展示の前にある邪魔な木などを撤去するのに利用することがあるが、間違っても私有地ではない低木や公道の樹木には使用してはならない。
なお、農薬関係は基本同様に希釈して利用するのが一般的で、検索するとその薬品名が出たりするが、なぜか特定の倍率のみ検索結果が異なるという謎がある。
代用品
雑草程度であればアツアツのお湯(熱湯)をかけることで除草剤の代用にもなる。水道水を沸かせば化学物質などのリスクは皆無で枯れた雑草は土の養分になる利点がある。副次的にかかった害虫も死ぬ。
ただし広範囲には大量の熱湯が必要となるため向かない、永続性がない、樹木レベルにはあまり利かない、沸かす手間や火傷の危険といった欠点はある。やや狭い範囲に向く。
除草用バーナーで焼いてしまうという手もあるが乾燥した季節は火災に注意。
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関連項目
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