陸とは、地上の水面より高い場所のことである。また以下のことを表す。
人名
- 陸賈(? - ?) - 前漢初期の学者。主著「新語」
- 陸績(187年 - 219年) - 後漢末の政治家
- 陸遜(183年 - 245年) - 後漢から三国時代孫呉の武将
- 陸抗(226年 - 274年) - 三国時代孫呉の武将。陸遜の子
- 陸機(261年 - 303年) - 孫呉・西晋の文学者。陸抗の子
- 陸象山(1139年 - 1192年) - 南宋の儒学者。象山は号。名は九淵
- 陸游(1125年 - 1210年) - 南宋の文人
- 陸秀夫(1236年 - 1279年) - 南宋末の政治家
- 陸隴其(1630年 - 1692年) - 清初の朱子学者
- 陸羯南(くが かつなん、1857年 - 1907年 ) - 日本のジャーナリスト
- 陸直次郎(くが 1898年 - 1944年) - 日本の作家。野沢那智の父
- 恩田陸(1964年 - ) - 日本の小説家
- 三条陸(1964年 - ) - 日本の漫画原作者
漢字として
陸
- Unicode
- U+9678
- JIS X 0213
- 1-46-6
- 部首
- ⻖部
- 画数
- 11画
- 意味
- 陸地、道、厚い、高いという意味がある。〔説文解字〕には「高平の地なり」とある。
- また踛と通じて跳ねる、睦と通じて和睦という意味がある。
- 字形
- 阝(𨸏)+坴の会意説(坴は亦声)、坴を声符とする形声説がある。
- 〔春秋左氏伝・昭公四年〕に「古は、日、北陸に在りて藏冰し、西陸に朝覿して之れを出だす」と、太陽が北陸にあるとき蔵氷して、西陸にあるとき氷を搬出した儀礼についての記述がある。白川静は、このことから陸は太陽を観測する場所、という意味があったという。
- 音訓
- 音読みはリク、ロク、訓読みは、おか。名のりに、あつ・あつし・たか・たかし・ひとし・みち・む・むつ、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 陸橋・陸軍・陸繋島・陸行・陸産・陸上・陸水・陸送・陸続・陸地・陸沈・陸稲・陸風・陸離・陸梁・陸路
異体字
関連項目
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