隷とは、隷書のことである。
漢字として
隷
- Unicode
- U+96B7
- JIS X 0213
- 1-46-76
- 部首
- 隶部
- 画数
- 16画
隸
- Unicode
- U+96B8
- JIS X 0213
- 1-80-17
- 部首
- 隶部
- 画数
- 17画
- 意味
- 旧字は隸。新字体の隷はもともと〔玉篇〕に載っている隸の異体字。
- 奴隷、罪人、低位の召使、属する、従属する、配下、隷書、調べる、附く、という意味がある。〔説文解字〕に「附箸するなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 〔説文〕は柰声の形声としている。
- 白川静は、祟+巾+手の会意とし、呪霊を持つ獣(祟)を他に移す呪儀を表す字とした。呪霊を移された人を奴隷とし、そこから奴隷の意味があるという。
- 音訓
- 音読みは、レイ、ライ、訓読みは、しもべ、つく、したがう。
- 規格・区分
- 隷は常用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 隷はJIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 隷役・隷圉・隷御・隷書・隷人・隷属・隷臣・隷僕
異体字
- 𨾀は、小篆体。〔説文〕に「篆文の隸、古文の體に從ふ」とあり、隸は古文。
- 𣜩は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𥛓は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𥛬は、〔広韻〕にある俗字。
- 𥻊は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔海篇〕に「音利。僕𥻊なり」とある。
- 𥻳は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𨽻は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𥻳は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𨽾は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𨾁は、〔字彙補〕に隸と同じとある異体字。
- 簡体字は隶。
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