雀魂(じゃんたま)とは、「株式会社Yostar」が日本運営を務める、萌え要素のあるオンラインリーチ麻雀ゲームである。ちなみに英語版の名前は「Mahjong Soul」
概要
中国で開発され日本を含む世界同時リリースされたオンライン対戦麻雀ゲーム。
中国開発ではあるもののルールには日本式のリーチ麻雀が採用されており、アリアリが採用されている。点数計算は天鳳に似て、ビリ回避の要素が強い。
デフォルトでの自摸や鳴く際の選択時間は猶予5秒+通常持ち時間20秒。持ち時間にかかわらず毎回5秒の猶予があり、それ以上の長考では持ち時間が減っていく。
なお、友人戦(フレンドマッチ)であればルールを細かく決められるが、その際に持ち時間も「猶予3秒+持ち時間5秒」「5秒+10秒」「5秒+20秒(デフォルト)」「60秒+持ち時間なし」「300秒+持ち時間なし」から変更することができる。
牌の自動整理機能、ドラがキラキラ光る、聴牌時に当たり牌や残り枚数が表示される、対戦中に役一覧を確認できる等、視覚的な補助機能やヘルプが充実しているため、これから麻雀を始めたいと考えている初心者にはうってつけ。
公式チャンネルではプロ雀士やVTuberを招いてのバラエティ豊かな生放送が配信されている。エンタメとして楽しめるものは勿論、牌譜検討や麻雀教室など役立つ番組も多数。
課金要素として多彩なスキンが用意されているが、ゲーム自体は純粋な麻雀であり、課金自体は勝敗の優劣には一切関連しない。
スキン要素としては立直棒や卓デザインは勿論、多数のキャラクターが用意されていることが最大の特徴。設定すると行動に合わせて多彩なボイスを喋ってくれたり、キャラごとに設定された可愛らしいスタンプを対戦中に使用できる。ただし某麻雀漫画のように能力が使えたりキャラが脱げるといった要素は皆無である。
ちなみに日本時間6月9日午前から、DMMサーバーと合わせてのマッチング調整に加え、国際マッチング可能とするメンテナンスが行われ、英語版・日本語版・中国語版すべてに適応され、アジアサーバーに日本語版が属することになった。
ゲームシステム
アイテム
- コイン
本ゲームで重要な地位のあるアイテムの一つ。段位戦で高ランクの部屋に入るときに必要。 - 輝石
本ゲームの課金要素。大会の開催などに必要。コインとの交換ができるほか、「祈願(ガチャ)」に使うこともできる。
共通ルール
先に、このゲームでの共通ルールを説明する。麻雀ってローカルルール多くて大変だよね
なおゲーム中には詳細ルールの説明がない。非公式まとめサイトのこのページも参照。
段位戦・友人戦モードで共通
基本ルール | 流局・あがりに関するもの | 役に関するもの |
---|---|---|
決めによるもの
これらは友人戦モードでは下線部について変更できる。変更できる内容については下記(こちら)を参照。
- 25000点持ちのオカなし。終了時に1位の持ち点が30000点未満の場合南入・西入
- 赤ドラ3枚
- 食いタンあり
- 人和、大車輪などのローカル役はなしだが、相当するものについてカウントされており、「ローカル役達成回数」として確認できる。
段位戦
いわゆるランダムマッチ。銅の間から王座の間までの部屋ランクがあり、階級によって入場できる部屋が決められており、棲み分けが図られている。
このモードで1位または2位になるとポイントが入り、一定のポイントがたまると段位が上がる。勿論、四人麻雀と三人麻雀でレートはちゃんと別で扱われる。
- 段位戦共通ルール 麻雀のルールも参照。
東風戦・半荘戦が選択可能
四人麻雀の場合、ウマは1位+15、2位+5、3位-5、4位-15
三人麻雀の場合、ウマは1位+15、2位±0、3位-15
レートがある場合、半荘戦は東風戦の1.4倍のレートになっている
25000点持ちの25000点返し。終了時に1位の持ち点が30000点未満の場合南入・西入
赤ドラ3枚
食いタンあり・後付けあり(アリアリ)
人和、大車輪などのローカル役はなし
- 銅の間
初心者、雀士の階級にある人が入ることができる部屋。
この部屋のみ最低所持コインは特に設定されず、コインのやり取りもない。 -
銀の間
雀士、雀傑の階級にある人が入ることができる部屋。
このランク以上の部屋は一定以上のコインを所持している必要がある。ゲーム中の説明には入場料とかかれているが、対局するだけで入場料を取られるわけではない(当然場代は取られるが)。また勝ち負け結果に応じてコインの増減が発生する[1]。
なお、雀士の階級にあるプレイヤーは所持コインが4500未満の場合に1日1回に限り無料で4500コインを入手することができる。
なお以下では入場料という文言を実態に合わせ、便宜上最低所持コインと表記する。 -
金の間
雀傑、雀豪の階級にある人が入ることができる部屋。
-
玉の間
雀豪、雀聖の階級にある人が入ることができる部屋。高位部屋のため、生放送で配信する際には5分以上の遅延を入れて配信しなければならない。 -
王座の間
雀聖、魂天の階級にある人が入ることができる部屋。高位部屋のため、生放送で配信する際には5分以上の遅延を入れて配信しなければならない。また、この部屋では便利表示(アシスト表示)を使用することができない。
初心者 | 雀士 | 雀傑 | 雀豪 | 雀聖 | 魂天 | 最低コイン 東風戦/半荘戦 |
レート 東風戦/半荘戦 |
場代 東風戦/半荘戦 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
銅の間 | 無し | 無し | 無し | ||||||
銀の間 | 2500/3500 | 50/70 | 500/700 | ||||||
金の間 | 5000/7000 | 100/140 | 1000/1400 | ||||||
玉の間 | 10000/14000 | 200/280 | 2000/2800 | ||||||
王座の間 | 10000/14000 | 200/280 | 2000/2800 |
大会戦
麻雀の大会を開催、または大会に参加できるモード。ルールは大会の主催者が設定できる。特に変更されない場合は段位戦と同じだが、友人戦より更に詳細なルール設定が可能となっている(トビのあり/なし、切り上げ満貫のあり/なし等)。
開催は7日に1度しか行えない。公式サイトの大会メニューから新規開催、管理ができる。また、開催1度につき60輝石が必要。大会には6ケタの番号(ID)が付与され、共有することで大会に参加できる(大会リストから探したり、大会名で検索することも可能)。なお、コインや段位等の増減は発生しない。
友人戦
いわゆるフレンドマッチ。ルーム作成・参加ともに無料で行える。ルールは部屋の作成者が設定できるが、特に変更されない場合は段位戦と同じ。戦歴は段位戦と別で記録される。
ゲーム内で新規開催およびルール設定ができる。大会には5ケタの番号(ID)が付与され、共有することで友人戦に参加できる。なお、コインや段位等の増減は発生しない。
ルーム作成時に各種のルールを設定できる。デフォルト設定は太字で表示している。麻雀のルールも参照。
- 四人麻雀・三人麻雀
- 一局戦・東風戦・半荘戦・CPU戦:CPU戦の場合は一局戦となる。なお、東風戦・半荘戦でもCPUを設定することができる。
- 長考時間:猶予3秒+持ち時間5秒・5秒+10秒・5秒+20秒・60秒+持ち時間なし・300秒+持ち時間なしから選択できる。猶予時間(一巡ごとに復活する)を消費すると持ち時間(一局ごとに復活する)が消費されていく。
以下は詳細設定を有効にすることで設定できる。
- ツモ損の有効・無効:三人麻雀のみ設定可能。無効の場合、北家が払うべき点数分は分割して2人で払う。
- 配給原点(持ち点):100点~200000点の100点刻みで設定可能。デフォルトは四人麻雀の場合25000点、三人麻雀の場合35000点。
- 1位必要点数:100点~200000点の100点刻みで設定可能。配給原点以上の数値にする必要がある。デフォルトは30000点、三人麻雀の場合40000点。終了時に1位がこの点数以上ないと延長戦(南入、西入)になる。
- ローカル役の無効・有効:四人麻雀のみ設定可能。有効の場合、以下の役が利用可能。麻雀のローカル役一覧も参照。
- 赤ドラ:四人麻雀の場合は無し・三枚・四枚から、三人麻雀の場合は無し・二枚から設定できる。四枚の場合は五筒の赤ドラが1枚増える。
- 喰い断の有効・無効:無効にすると、ポン・チー・大明槓をした場合タンヤオであがることができなくなる。
- 一飜縛り・ニ飜縛り・四飜縛り:アガリに最低限必要な飜数を設定できる。
- 便利表示:各種アシスト表示の有効・無効を設定できる。
- CPU:簡単・普通から選択できる。
- 手牌表示の無効・有効:有効にすると、全員が手牌を開示した状態で打つことになる。
キャラクターシステム
雀魂では使用する雀士キャラクターを設定することが出来る。特にキャラクター別に特殊能力とかステータスとかあるわけではないので、ビジュアル的な要素として存在している。
絆レベル・契約システム
絆レベルはいわば好感度のようなものであり、「銀の間」以上で対局を行ったり、キャラクターにアイテムの贈り物をすることで上げることが出来、絆レベルが上限に達することで対局中にアガる時に「役名」を読んでくれるようになったり、「契約」という要素を行うことが出来る。
契約をすることで衣装が違うビジュアルになったり、一部のスタンプが使用解禁になったりする。また、一部のキャラのみの実装になっているが、SPボイスという対局中のボイスパターンが増加し、このSPボイスにも条件が設定されている。
「祈願(ガチャ)」
ガチャは女性キャラ専用ガチャの「落桜の道」、男性キャラ専用の「竹林の道」に分かれており、目的のキャラの反対の性別を持つキャラクターを引くことはない。内容はゲーム内アイテムとキャラクターが混ぜられた形式になっている。キャラクターの排出確率は5%で、重複キャラクターは「願いの石」という交換アイテムに変換される。
10連は1回分お得な値段にはなっているものの、1回は必ず最高レアリティの贈り物が排出され、キャラクター入手機会は実質9回分となる。
登場キャラ(雀士キャラクター)紹介
初期キャラ
イベント配布キャラ
落桜の道
- 藤田佳奈(CV:内田真礼)
- 三上千織(CV:井口裕香)
- 相原舞(CV:井口裕香)
- 撫子(CV:斎藤千和)
- 八木唯(CV:小清水亜美)
- 九条璃雨(CV:小清水亜美)
- ジニア(CV:中原麻衣)
- カーヴィ(CV:中原麻衣)
- サラ(CV:M・A・O)
- 二之宮花(CV:小原好美)
- 白石奈々(CV:M・A・O)
- 小鳥遊雛田(CV:村川梨衣)
- 五十嵐陽菜(CV:村川梨衣)
- 涼宮杏樹(CV:洲崎綾)
- 北見紗和子(CV:洲崎綾)
- 雛桃(CV:伊瀬茉莉也)
- かぐや姫(CV:伊瀬茉莉也)
- 藤本キララ(CV:竹達彩奈)
- エリサ(CV:丹下桜)
- 寺崎千穂理(CV:竹達彩奈)
- 福姫(フージー)(CV:植田佳奈)
竹林の道
- 四宮夏生(CV:福山潤)
- ワン次郎(CV:小野友樹)
- 一ノ瀬空(CV:皆川純子)
- 明智英樹(CV:立花慎之介)
- ジョセフ(CV:安元洋貴)
- 斉藤治(CV:安元洋貴)
- エイン(CV:柿原徹也)
- 月見山(CV:前野智昭)
- 如月蓮(CV:前野智昭)
- 石原碓海(CV:柿原徹也)
- 七夕(チーシー)(CV:植田佳奈)
イベント限定キャラ
宮永咲、原村和、天江衣、宮永照の4名は2021年1月15日~同年2月4日に行われたイベント、アニメ『咲 -saki- 全国編』とのコラボキャラ。現在は新規での入手は不可。
関連項目
外部リンク
脚注
- 24
- 0pt
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E9%9B%80%E9%AD%82