雪ノ下雪乃とは、ガガガ文庫より出版されているライトノベル、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のヒロインである液体窒素系女子。
概要
主人公である比企谷八幡が物語冒頭で強制的に入部させられる奉仕部の部長。
1月3日の生まれのB型。 好きなものは猫とパンダのパンさん。
家族構成は両親と姉が1人。 しかし現在はマンションで一人暮らし中。
ニックネームはゆきのん、ユキペディアさん。 前者は由比ヶ浜結衣から、後者は比企谷八幡からそれぞれ呼ばれているが、本人的には微妙な模様。
人物・性格
学校一と謳われるほどの黒髪ロングの美少女で、成績優秀、運動神経抜群、家事までこなせる完璧超人。
しかし、それらの要素をぶち壊しにするほど口が悪い。 女子社会においてはその言動で絶対零度の吹雪をまき散らす。
というのも根がこれ以上ないほどの正直者であり、建前やごまかしなどは一切口にしない性格なのである。それにより時には余計な事さえ歯切れよく言ってのける。
作中でも幾人ものキャラがその毒舌の洗礼を受けている(八幡、三浦、材木座など)。
その美貌と完璧さゆえ昔から多くの男子に好意を寄せられており、逆に女子からは嫉妬によるいじめの対象になっていた。しかしそのようなことに屈する性格ではないため、いじめてきた女子生徒を返り討ちにすることもしばしば。そのようなことがあってか友達と呼べる存在はほとんどいない。
普段はクールだが、勝負事となると極度の負けず嫌いの一面を見せる。 ジャンケンで勝っただけで小さくガッツポーズをするほど。
また、猫が尋常ではなく好きで、猫を前にすると超真剣に、周りが引くほどの可愛がりぶりをみせる。1人だと猫語で猫に話しかけたりもする。
父が県議会議員で建設会社社長と遺伝子的にも大勝利。そのため千葉県についての造詣がやたら深い。またそれ以外についてもいろいろ博識なため八幡からはユキペディアさんなるあだ名を頂戴する。
完璧超人な彼女だが、犬、体力のなさ、方向音痴、突発的なアクシデント、不意打ちの優しさ、貧乳など弱点は意外と多い。 だがそれがいい。
「奉仕部」なる部活に所属しており、その活動内容は依頼者の手助けをし、自立を促すこと。
なぜ彼女がこのような活動をしているかはいまだ明かされておらず、その真意は定かではない。
しかし部室で八幡と対峙した際、「人ごとこの世界を変える」という発言を残している。
交友関係
比企谷八幡
平塚静先生が彼を無理矢理奉仕部の部室に引っ張ってきたことにより出会う。 最初からお得意の毒舌で彼を罵倒攻めにするも、雪乃に負けないくらい舌の回る八幡も言い返してき、舌戦を繰り広げることになる。
その後平塚先生の挑発などにより、「比企谷八幡の捻くれた孤独体質の更生」という依頼を受け入れ、彼と共に様々な人物の依頼を解決していくことになる。
だが、部活仲間となった後もその毒舌は緩むことなく、会うたびにお互い傷を抉り合っているような関係である。彼の「絶対に許さないリスト」の常連になるほど。 影で「氷の女王」とも呼ばれている。
しかし、一方で同じぼっち仲間として意見が一致したり、シンパシーを感じたりすることもしばしば。
また、葉山・三浦とのテニス対決の時など、八幡を大きく評価・信頼していると取れる発言をしている。
由比ヶ浜結衣
お得意の毒舌で彼女のはっきりしない物言いや曖昧さなどを非難してが、それに彼女が何故か感銘を受け奉仕部員となる。
「ゆきのん」というあだ名を付けられ、無邪気にすり寄ってくる「友達」ができ、不器用ながらも彼女に対しては心を開いて行くようになる。
ゆきのん罵倒語録
「それで、そのぬぼーっとした人は?」
「どうやらあなたが独りぼっちなのってその腐った根性や捻くれた感性が原因みたいね」
「ごめんなさい。言い過ぎたわ。普通未満というのが正しいのよね」
「でも『よだかの星』はあなたにとってもお似合いよね。よだかの容姿とか」
「あなた、馬鹿なの?美的感覚なんて主観でしかないのよ? つまり、あなたと私の二人しかいないこの場では私の言うことだけが正しいのよ?」
「造作はともかく、あなたのように腐った魚のような目をしていれば必然、印象は悪くなるわ。目鼻立ちなどのパーツうんぬんではなく、あなたは表情が醜い。性根が相当歪んでいる証拠ね」
「・・・・・・・うざ」
「傍から見ればあなたの人間性は余人に比べて著しく劣っていると思うのだけれど。そんな自分を変えたいと思わないの? 向上心が皆無なのかしら」
「あなたのそれはただ逃げているだけ。変わらなければ前には進めないわ」
「・・・・・いいでしょう。その安い挑発に乗るのは少しばかり癪ですが、受けて立ちます。ついでにそこの男のことも処理して差し上げましょう」
「そう、てっきり私のこと好きなのかと思ったわ」
「人に好かれるということがどういうことか理解している?――ああ、そういう経験がなかったのよね。こちらの配慮が足りなかったわ。ごめんなさい」
「あなたの・・・・・そうやって弱さを肯定してしま部分、嫌いだわ」
「そんなことないわ。あなたのことなんて知らなかったもの」
「あなたの矮小さに目もくれなかったことが原因だし、何よりあなたの存在からつい目を逸らしたくなってしまった私の心の弱さが悪いのよ」
「そもそも友達の友達、という時点でダウトじゃない。あなた友達いないし」
「・・・・・驚いた、あなたの顔を見ると一発で目が覚めるのね」
「・・・・・あまり変なこと言わないでくれる? 怖気が走るわ」
「・・・・・勘違いしないでね。別にあなたのためではないから」
「この男と友人になることなんてありえません」
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関連項目
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