「傑作だぜ」
零崎人識とは、西尾維新を原作とするライトノベル「戯言シリーズ」の登場人物である。初登場は戯言シリーズ第2作『クビシメロマンチスト』。戯言シリーズのスピンオフ「人間シリーズ」の『零崎人識の人間関係』では主役を務めている。
概要
《殺し名》序列三位である生粋の殺人鬼集団《零崎一賊》の秘蔵っ子。本来後天的に覚醒するはずの《零崎》の中では珍しい、零崎同士の近親相姦によって生まれた血統書付きの《零崎》。それ故か零崎特有の殺人衝動を持ち合わせていないなど一賊内でも特異な立ち位置におり、周囲からは理解されておらず、本人も「家族と認めたのは兄貴(零崎双識)だけ」と語っている。
他の零崎が殺人行為の前に零崎姓を名乗る代わりに「殺して解して並べて揃えて晒してやんよ」という殺し文句を口にする(因みに戯言遣いには出会って以降、度々この決め台詞を拝借されている)。また、マジギレモード時限定の長台詞バージョンが存在する。テーマ曲は『チキチキバンバン』。
表の世界では「汀目俊希(みぎわめ としき)」と名乗っている。
戯言シリーズの主人公である戯言遣いこといーちゃんとは表裏一体の関係にして鏡に映った向こう側の存在であり、生まれる前から互いを理解し合っていた。それまで特に二つ名を持ち合わせていなかったが、いーちゃんによって《人間失格》と名付けられる。(反対に人識はいーちゃんの事を《欠陥製品》と呼んでいる)。本人ら曰く「仲良し」。ただし無関係。
特定の得物に拘りは無いがナイフを好んで使用しており、体の彼方此方に刃物を仕込んでいる。尖ったものに並々ならぬ興味を示し、幼児の頃から鋭く尖ったものを収集していた。
哀川潤に「殺人鬼としては二流以下だがナイフ遣いとしちゃあ既に超一流」「どの筋肉をどういう風に動かせば人類として最速か分かってる」と評され、哀川潤の前髪を切り落として手傷を負わせる、素手で澪標姉妹を軽くあしらうなど戦闘センスは極めて高い……筈だが、全快時の二割程度にまで弱体化している哀川潤に無桐伊織と二人掛かりで挑んで秒殺されており、殺し名として未熟だった時代には苦戦・敗北する描写も多い。市井遊馬と共闘した際、あくまで我流だが曲絃糸も習得した。
大の甘党。ストライクゾーンは背の高い年上のキレイ系。背の高い女は殺さない。
適当でいい加減な性格と自負しているが、大怪我を負った戯言遣いに応急処置を施したり、自己管理能力の乏しい西条玉藻や殺人鬼として目覚めたばかりな上両手を失った無桐伊織の世話を焼くなど結構面倒見が良い。
身長150cm弱と男性としては小柄。顔の右面に刺青を入れ、斑に染めた長髪をサイドに刈って頭の後ろで結っている。覗いた耳の右側に三連ピアス、左には携帯ストラップを二つ付けている。手にはハーフフィンガーグローブを装着し、サングラスを愛用している。他にはタイガーストライプのハーフパンツ、黒いタクティカルベスト、安全靴を着用している。『ネコソギラジカル』で登場した際には腕にスカーフを巻き、軍服の様な上下に衣替えしていた。
そのファッションセンスは度々ダメ出しを喰らっており、哀川潤から「お洒落ガンバリスト」という愛の無いニックネームを頂戴している。本人によるとその刺青には極めて重要な伏線が込められているらしいが……。
各巻での活躍(※ネタバレ注意)
クビシメロマンチスト
5月13日の金曜日の夜、鴨川河川敷の四条大橋下にて7番目の標的として狙った戯言遣いと邂逅を果たす。戯言遣いと共に江本智恵の殺人現場の調査に同行したり、戯言遣いが貴宮むいみに襲われているところを助けたりした。
連続殺人を止めるよう依頼された哀川潤と二度に渡って交戦しているが、2度目の戦闘の際「二度と人を殺さない」と約束させられ見逃される。
その後、アメリカのテキサス州ヒューストンに渡ったことが描写されている。
ネコソギラジカル
『ヒトクイマジカル』における匂宮理澄の調査では死亡したとされていたが、中巻において京都御苑で澪標姉妹に襲われ絶体絶命の危機に陥った戯言遣いの元に駆け付ける。
《人類最悪》こと西東天は、本来は自分の敵として人識を据えるつもりだったと語っている。
零崎双識の人間試験
零崎軋識の人間ノック
零崎曲識の人間人間
零崎人識の人間関係
匂宮出夢との関係
無桐伊織との関係
零崎双識との関係
戯言遣いとの関係
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関連項目
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